お便り バイクを売ったら自賠責も名義変更するの?

投稿者:愛知県/名城クルージング

回答

「バイクやクルマ、とくに車検のない250cc以下のバイクや125cc以下の原付を売った場合、自賠責保険の名義も変更した方がいいのでしょうか?」というお便りです。実は筆者自身、これまで何度かバイクやクルマを売買してきたけど、自賠責保険の名義変更をした経験はほとんどありません。
そこで今回は、保険代理店に直接聞いてみました。返ってきた答えは、「本来は名義変更する必要があります」というもの。バイクでもクルマでも譲渡によって所有者が変わったら、契約している保険会社や共済で手続きを行い、自賠責保険の名義も新しい所有者へ変更するのが正式な手続きなんだそうです。
ところが続けてこんな話も。「実際に自賠責保険の名義変更をする人はそれほど多くありません」えっ、本当に?その理由は、自賠責保険が「人」に掛かる保険ではなく、車台番号(フレーム番号)のある車両そのものに掛かる保険だから。所有者やナンバーが変わっていても、その車両に有効な自賠責保険が付いていれば、事故の被害者への補償は受けられる。極端な言い方をすると、契約者の名義が以前の所有者のままでも補償自体は有効なのです。
さらに保険会社によると、名義変更をしていないことで保険金請求が特別面倒になったり、名義変更をしなかったことに対する罰則が設けられていたりするわけでもないという。ここだけ聞くと、「じゃあ変更しなくてもいいじゃないか」と思ってしまうよね。ただし、それで終わりではない。
保険証書には前オーナーの住所や氏名などの個人情報が記載されている。個人売買が珍しくない今の時代、そのまま譲渡すれば個人情報が相手に渡ってしまうことになる。制度上は問題なくても、個人情報保護という意味では名義変更をしておくのがベストというのが保険会社の見解だった。中古車を購入した人も、自賠責保険証書の名義が前オーナーのままになっていないか、一度確認してみると安心だと思うよ。

まとめ

●名義変更はした方が無難だけど、しなくても法的に問題はない。

※この記事は月刊モトチャンプ2021年1月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】