パイプから製作したワンオフフレームが最大の見どころ。低く長いシルエットはローライダー自転車の世界観を忠実に再現している。

ローチャリの世界観をバイクで完全再現

この車両のカスタムテーマは、四輪ローライダー文化から派生した「ローチャリ(ローライダー自転車)」をバイクで表現すること。ベースはスーパーカブ……かと思いきや、まさかのヤマハ・メイト90だが、純正で残るのはエンジン、フロントフォーク、前後ホイール、フレームのネック部分とスイングアーム付け根程度。フレームはパイプから新たに製作したワンオフ品で、ローチャリ用ハンドルやシートが美しく収まるよう設計されている。

一見するとローチャリそのもの。しかしベースはヤマハ・メイト90という驚きの一台。海辺のロケーションにもよく似合う唯一無二のショーバイク。

ビーチクルーザーのようなゆったりしたシルエットと、鮮やかなオレンジのフレームが海辺の会場と絶妙にマッチ。ガソリンタンクを兼ねる極太メインチューブまで自作されており、その完成度の高さには思わず見入ってしまう。

譲り受けたメイト90がきっかけで始まった半年間の大プロジェクト

製作のきっかけは、約7年前。友人が祖父から譲り受けたまま眠っていたメイト90を譲り受け、「ローチャリ風バイクを作ろう」と決意したという。

極太トップチューブはガソリンタンクも兼ねる構造。容量は約600ccと少ないが、ショーモデルらしい割り切りもこの車両らしさだ。

製作は自動車整備士の友人と二人三脚。フレーム製作や溶接を担当してもらい、遊び感覚で始めたにもかかわらず完成までは半年もかからなかったそうだ。

ただし、この車両は実用性よりもショーアップを優先。メインチューブ内の燃料タンク容量は約600ccしかなく、オーナー自身も「基本的には乗らない」と笑う。普段はプリウスに積載し、イベント会場で降ろして楽しむというスタイルまで含めて、このマシンならではの楽しみ方になっている。

細部までローチャリそのもの

ローチャリ用シートとロングシーシーバーを装着。フレームはこれらのパーツに合わせて一から製作されている。

ローチャリ用の市販ハンドルやシートを流用し、それらに合わせて車体側を製作。ヘッドライトも社外品を加工し、12V化して点灯できるよう仕上げるなど、細かな部分まで手を抜かない。

社外ヘッドライトを加工し12V化。ワンオフフレームにメイト90のネックと足周りを移植している。

「メイト90をカスタムした」というより、「ローチャリをバイクでゼロから作った」と表現した方がしっくりくる一台。会場でも多くの来場者が足を止め、その独創的なスタイルに見入っていた。

ディテールチェック

メイト90純正エンジンを使用。ワンオフフレームへ違和感なく収まるようマウントも製作された。
前後ホイールとフロントフォークはメイト90純正を流用。細身タイヤもローチャリらしい軽快な雰囲気を演出する。
ローチャリ用ハンドルを採用。高く立ち上がる独特のポジションが、この車両の世界観を決定づけている。
エンジン周りもシンプルにまとめ、フットペグ先端へ取り付けたウインカーが遊び心を演出。細部までオリジナリティあふれる仕上がりだ。

撮影したのはこのEVENT!

「愛知カブミーティング2026」
■日時:2026年6月21日(日)
■開催地:Comas hui(愛知県知多郡南知多町内海)

海を望む南知多のロケーションで開催される人気イベント。全国から集まったカブヌシたちが愛車を並べ、交流やカスタム談義を楽しむ。ノーマル車からハードカスタムまで幅広い車両が集まるのも特徴で、知多半島の景色を楽しみながらツーリング気分も味わえる。会場全体にゆったりとした休日の空気が流れるイベントだ。

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「日本一美しいロケーションのイベントかも!?」550台のスーパーカブが集結した愛知カブミーティング2026が最高すぎた! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

海とヤシの木に囲まれたロケーションは南国リゾート!? 会場となったComas huiは、南知多・内海海岸の目の前に位置する人気スポット。 海沿いにはヤシの木が並び、青空との組み合わせはまるで南国リゾートのような雰囲気だ。 […]

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【モトチャンプ】