
「好きなもの全部載せ」から始まった究極のカブ
この車両のスタートは、とてもシンプルだった。
「好きなものを全部載せる。」

そこからカスタムを進めていく中で方向性が定まり、現在は「ホンダ純正部品を流用して形を作る」というコンセプトへ進化したという。ベースとなるのは余っていたC50フレーム。そこへセンターフレームを追加し、内部へメインハーネスを通すことで配線を完全に隠している。

ここまで作り込まれているにもかかわらず、押し歩きしただけでも違和感がないほど自然な仕上がりを実現しているのは驚きだ。フレームワークや足周りのバランス設計が高いレベルで成立している証拠だろう。
ジョルカブ108cc×グロム倒立×NS-1ホイール

エンジンはクランクケースの下側にセルモーターが配置された通称「下セル」仕様が必要だったことから、ジョルカブ用エンジンをベースに選択。キタコ製NEW STDボアアップキットによって108cc化され、ハイエンドタイプのシリンダーヘッドも組み込まれている。
ミッションはさらに面白い。1〜3速にはCD90用を採用し、4速のみスーパーカブ用を組み合わせるハイブリッド仕様。街乗りでの加速性能とツーリング時の巡航性能を両立するための工夫だ。

吸気はヨシムラ製CR-mini MJN、点火系にはウオタニSP2を採用。排気系もアウテックス製エキパイとOVERレーシング製サイレンサーを組み合わせ、トルク特性とセンタースタンド使用の両立を実現している。
「無難な丸目」に変えたけど、ちょっと物足りない

以前のこの車両は、ホンダ・ソニックのヘッドライトユニットを流用した個性的なフロントマスクが特徴だった。しかしフレーム交換を機に、周囲から「丸目にした方がいい」と勧められ、現在のマーシャル888へ変更したという。
誰が見ても親しみやすいスタイリングになった反面、オーナー自身は「ちょっと物足りない」と笑う。

確かに以前ほどのクセは薄れた。しかし、グロム倒立フォークやNS-1用17インチホイール、10cmロングのワンオフスイングアーム、そして前後ブレンボキャリパーによるハイレベルな車体構成は健在。
「ある程度やり切ったので、次はカブらしくカブの役目を果たすカスタムを作りたい。」
そんな言葉とは裏腹に、この究極のスポーツカブはまだまだ進化を続けそうだ。
ディテールチェック







撮影したのはこのEVENT!

「愛知カブミーティング2026」
■日時:2026年6月21日(日)
■開催地:Comas hui(愛知県知多郡南知多町内海)
海を望む南知多のロケーションで開催される人気イベント。全国から集まったカブヌシたちが愛車を並べ、交流やカスタム談義を楽しむ。ノーマル車からハードカスタムまで幅広い車両が集まるのも特徴で、知多半島の景色を楽しみながらツーリング気分も味わえる。会場全体にゆったりとした休日の空気が流れるイベントだ。
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【モトチャンプ】
「日本一美しいロケーションのイベントかも!?」550台のスーパーカブが集結した愛知カブミーティング2026が最高すぎた! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン