メルセデス・ベンツが、かつて販売していたコンパクトクーペ「CLC」の名称を復活させる可能性が浮上している。

メルセデス・ベンツ CLC 新型 予想CG

メルセデス・ベンツが、かつて販売していたコンパクトクーペ「CLC」の車名を復活させるのではないか――そんな観測が海外メディアを中心に浮上している。

メルセデス・ベンツ CLC 新型 予想CG

同社は近年、CクラスクーペとEクラスクーペを統合した「CLE」を投入し、2ドアモデルのラインアップを整理した。しかしその一方で、「サイズが大きすぎる」「価格が高くなりすぎた」と感じるユーザーも少なくない。

そこで注目されているのが、かつてCクラスをベースに展開されたコンパクトクーペ「CLC」の復活説である。

CLCは2008年、Cクラス スポーツクーペの後継として登場したモデルだ。全長約4.5mの扱いやすいボディサイズと、メルセデスとしては比較的手の届きやすい価格設定を武器に、多くのユーザーから支持を集めた。

もし新型CLCが実現すれば、BMW 4シリーズやアウディA5、さらにはレクサスISなどをライバルとするプレミアムスポーツクーペとして投入される可能性がある。

ボディサイズは現行CLEよりひと回りコンパクトな全長4.6~4.7m、全幅約1.85m程度になると予想される。日本の道路事情でも扱いやすいサイズ感となり、「ちょうどいいメルセデス」を求めるユーザーには魅力的な存在となりそうだ。

主力は48Vマイルドハイブリッドになる可能性

パワートレーンには、現行CクラスやCLEに搭載される最新ユニットの採用が有力視されている。エントリーモデルには2.0L直列4気筒ターボと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力は200~260ps程度になると予想される。

さらにAMGモデルの設定も期待される。現行AMG C43と同系統の2.0L直列4気筒ターボ+電動ターボを採用し、400psを超える高性能仕様が投入される可能性もある。

欧州市場ではプラグインハイブリッド(PHEV)の設定も有力だ。電動化を積極的に進めるメルセデスの戦略を考えれば、環境性能と走行性能を高いレベルで両立するモデルとなるだろう。

日本市場でも需要は十分ある

現在のメルセデスには、CLAとCLEの間を埋める2ドアクーペが存在しない。その空白を埋めるCLCは、「大きすぎないメルセデスのクーペ」を待ち望んでいたユーザーにとって、有力な選択肢となるはずだ。

さらに近年は、プレミアムブランドの2ドアクーペが次々と姿を消し、市場の選択肢は確実に減っている。そんなタイミングだからこそ、扱いやすいボディサイズとスポーティなスタイリングを兼ね備えたCLCが登場すれば、高い注目を集める可能性は十分ある。

ブランド再編を進めるメルセデスにとって、CLCの復活は決してあり得ない話ではない。もし実現すれば、扱いやすいサイズとプレミアム感を兼ね備えた新世代のコンパクトクーペとして、大きな話題を呼ぶことになりそうだ。