フロント周りにはCR80R用フォークを移植し、19インチホイールとディスクブレーキを装備。本気で土の上を走るための構成だ。

近所の買い物カブが本気のエンデューロ仕様に

まるでハードな林道を抜けて、そのまま会場にやって来たような泥んこ姿のスーパーカブ。ベースはカモメハンドルが特徴的な1976年式スーパーカブ50だが、その中身はかなり本気だ。

イベントの前週には坂内2デイズエンデューロに参加。ゼッケンプレートや泥汚れが、このカブの走りをリアルに物語っている。

イベントの前週には、岐阜県で開催された坂内2デイズエンデューロに参加。しかも、その時の泥汚れをまとったまま奈良カブミーティングに現れたというから、存在感は抜群である。

本来なら街中をのんびり走る実用車。だが、トックリさんの手にかかれば、近所の買い物から野山遊びまでこなすアドベンチャーマシンへと変貌する。

CR80R用フロントフォークで走破性をアップ

フロント周りには、競技用モトクロッサーであるホンダCR80R用フロントフォークを移植。フロントホイールは19インチ化され、ブレーキもディスク式に変更されている。

リヤにもオフロードタイヤを履かせるため、ジャズ用の16インチリムを装着。前後のホイールサイズやタイヤ選びからも、見た目だけではない本気度が伝わってくる。

リヤサスのマウント位置を変更して車高をアップ。ジャズ用16インチリムにオフロードタイヤを組み合わせ、走破性を高めている。

まな板アンダーガードが岩ヒットからエンジンを守る

エンジン下には、まな板を加工したアンダーガードを装備。岩や段差にヒットしやすいエンデューロ走行では、エンジン下部を守る重要なパーツだ。

マフラーはダックス用アップタイプを加工装着。エンジン下にはまな板を加工したアンダーガードを備え、岩へのヒットを防ぐ。

マフラーはダックス用のアップタイプを加工して装着。泥や水たまりを走ることを考えれば、アップマフラー化は実用面でも効果的である。

市販パーツだけに頼らず、身近な素材をうまく使うあたりにも、カブカスタムらしい自由さがある。

街も野山も走れる究極のアドベンチャーカブ

フレームには補強も入り、激しい走りにも対応。リヤサスのマウント位置を変更して車高を上げ、サイドカバーとチェーンカバーは取り外されている。

代わりにチェーンガードを装着するなど、各部はダート走行を前提にした作り。それでも、どこから見てもベースがカブだと分かるのが面白い。

近所の買い物からエンデューロレースまでこなす、まさに究極のアドベンチャーカブだ。

ディテールチェック

シートはガレージなどで膝をつく際に使うシッティングパッドをカットして製作。クッション性もあり、意外と座り心地は良好。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.13」
■日時:2022年10月3日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】