日本自動車大学校には自動車整備科(2年 二級整備士取得を目指す)とカスタマイズ科(3年)、モータースポーツ科(3年)、自動車研究科(4年 一級整備士コース/3D-CAD設計製造コース/マネージメントコース)があり、モータースポーツ科は3年生が授業の一環として、スーパー耐久やフォーミュラ、エンデュランスレースに分かれて参戦。高度な技術力と人間力を磨く。

REVSPEED WEBではOHLINS CIVIC NATS(FL5シビックタイプR)について、2024年からチームとともにブレーキの課題解決に取り組んできたプロジェクト・ミューの記事https://motor-fan.jp/article/1555115/を公開しているが、同社の森一与利さんからのリクエストもあり、ここではスーパー耐久に関する学生たちの仕事の内容を改めて紹介。同チームのドライバーであり、NATSの講師でもある金井亮忠さんに話を伺った。

「モータースポーツ科の授業として行っています。2年間で二級整備士の資格を取り、3年目の1年間がそれにあたります。自前のチームとして関わっているのが大きなポイントで、学生たちは手伝いではなく、主力としてやっています。

車両製作からメンテナンス、現場のピット作業に至るまで、プロがやることを自分たちでやることで、ミスをしてはいけないという責任があるからこそ、技術に結びつくという方針です」

今年のモータースポーツ科の3年生は19名。そのうちスーパー耐久班は7名で、第3戦富士24時間レースの際は、ほかの班からも集めての12名体制で臨んだ。

「エンジンやミッションを載せたり降ろしたり、ダンパーを外してオーリンズ(ラボ・カロッツェリア)に送ったり、ブレーキを外してプロジェクト・ミューに送ったり、キャリパーのオーバーホールなどもやっています。FL5シビックタイプRは2025年にハコ替えを行っているのですが、それも学生たちが作業しました」

第3戦富士24時間レースはクラス2位を獲得。トップを走っていながら逆転されたのは悔しいが、学生メカニックはノーミスで車両をコースに送り出す。続く第4戦SUGOは予選6番手から2番手まで追い上げてのエンジントラブルで7位に甘んじたが、やはり、スピーディな修復作業で、車両をコースに戻している。

ST2クラスは第5戦オートポリス(7/25-26)が休みのため、残すは第6戦岡山(10/24-25)、第7戦富士(11/14-15)の2戦のみ。もちろん、シリーズ2連覇を目指す。


■日本自動車大学校

https://www.nats.ac.jp/

■プロジェクト・ミュー 

https://www.project-mu.co.jp/