試乗 【BYDラッコ試乗】「聖域」だった軽自動車市場に、中国メーカーが専用設計で乗り込んできた! 入念な研究によるつくり込みには驚き【写真・15枚目】 300Premiumのシート表皮は合成皮革。200はファブリック、300Plusは防水特製の高級ファブリックと、グレードごとに素材が異なる。運転席は6Way電動調整(300Premiumのみ)、助手席は4Way手動調整。シートヒーターは300Plusと300Premiumに標準装備される。 温かい飲み物を温かいまま保てるホットカップホルダーは300Premiumに装備。奥に見えるのは前席用のUSBポート(Type-A/Type-C各18W)と12Vソケット。 7インチのセグメント液晶とフルカラーディスプレイを組み合わせたメーター。300Plusと300Premiumには直接式タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)が備わり、メーターに4輪それぞれの空気圧を表示可能。 後席は前後スライドと5:5分割可倒式に対応し、チップアップとダイブダウンの2通りの格納方法をもつ。フロアは段差のない平らな造りで、乗降口の高さも抑えられている。後席にもプリテンショナー付きシートベルトを採用。ISOFIXのチャイルドシート固定装置は全グレードに備わる。 助手席の前にはカップホルダーとティッシュボックスが置けるトレイを設ける。 中央には10.1インチのタッチスクリーンを配置。空調は物理ボタンとダイヤルで操作する一般的なもので、初めて乗っても戸惑うことはなさそう。 4名乗車時の荷室容量は280L(BYD自社測定値)。リヤシートは前後スライドが可能で、状況に応じて荷室奥行きを拡大できる。 リアサスペンションはトーションビーム式。タイヤサイズは全グレード165/65R15。 リン酸鉄リチウムイオンのブレードバッテリーを、車体構造の一部として組み込むCTB(Cell to Body)技術で搭載する。総電力量は300系が35.84kWh、200が22.40kWh。普通充電は最大6kW、急速充電は300系が49.7kWに対応し、冬季向けにバッテリー予熱機能も備える。 フロントサスペンションはマクファーソンストラット式。ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスクで、軽自動車では後輪ドラムが一般的ななか、リアもソリッドディスクを採用する。 ラッコのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mm。「四角×角まる」と名付けられたデザインは日本向けに開発されたもので、丸みを帯びた面の連なりで水面のゆらぎを表現したという。 両側の電動スライドドアは、200を含む全グレードに標準装備される。開閉は室内のスイッチからも操作でき、300Premiumには足元投影ガイド付きハンズフリースライドドアが加わる。 BYDのEV専用プラットフォーム「e-Platform 3.0」をベースとして、約70%に高強度鋼板を用い、ルーフとサイドパネルはスポット溶接ではなくレーザー溶接で接合。スーパーハイトかつ両側スライドドアという剛性面で不利な構造でありながら、軽としては高いボディ剛性を実現したとBYDは説明する。 この画像の記事を読む