良質車を見極め、不調を早期発見
長く乗るためのロータリー専門店
18歳の頃からFC3SやFD3Sを乗り継いできた久岡さんが、2002年に創業した岡山県のジューダス。中古車販売から修理、メンテナンスまでを手掛けるロータリー専門店だ。
販売車両は、走行距離や外装の美しさよりも、事故歴がなくフレームに錆がないことを重視。実車を店頭で確認したユーザーにのみ販売するスタンスを貫き、購入後も豊富にストックする純正パーツやオリジナルパーツを活用して、長期維持をサポートする。
長年ロータリー車を診てきた経験からトラブルポイントを熟知しており、不調を早期に発見して即日修理。その日のうちに乗って帰れることを基本としているのも、大きな強みだ。

その車両選びを象徴するのが、在庫する1991年式FC3S最終型GT-R。オドメーターは2万6000kmを示し、内外装の状態から実走行と思われるものの、記録簿がないため、走行距離不明として販売する。



メインフレームやサイドシル、下回りには錆が見当たらず、フロントフェンダーやラジエターコアサポート周辺のシール材も新車時の状態をキープ。入手困難となった純正ダッシュボードも抜群のコンディションを保っている。
FC3Sでは、ダッシュボードの劣化を防ぐ意味でもガレージ保管が理想。屋外保管の場合は、ボディカバーの使用を推奨している。

SE3Pについても弱点を熟知しており、ノーマルでは水温が高くなりやすいため、走るステージを問わず電動ファンコントローラーと水温計の装着を推奨している。

さらに、トラブルの多い点火系ではイグニッションコイルを2万kmごとに点検し、在庫車には熱対策を施した上で販売する。長期間動かしていない車両では、プラグの錆や折損が見られることもあるため、定期的に走らせることも重要だという。
実際、ジューダスが管理するユーザー車両には、FD3Sで15年以上、SE3Pでは20年以上にわたって大きなトラブルなく乗り続けている例もある。適切な予防整備こそロータリーを長く楽しむ秘訣という考えを、実績で証明しているのだ。

もちろん、維持管理だけでなく、チューニングの技術力も高い。FD3Sのデモカーは、13Bのサイドポートを拡大し、HKS GTⅢ-RSタービンを組み合わせて530psを発揮。外板にドライカーボンを多用することで990kgまで軽量化しながら、ツイン触媒や電動エアポンプも備える。
カナードとGTウイングを外せば車検にも対応する、サーキットアタック仕様となっている。

そのほか、純正部品の生産廃止にも独自のアイデアで完全対応。FD3Sでは、油温/油圧計用オイルブロックの装着作業時などにスロットルセンサーのカプラー部を破損するケースがあるが、純正品はすでに生産廃止。市販の対策品ではハーネスを含めた大幅な加工が必要となるため、ジューダスでは余計なトラブルを避けるためのオリジナル品を用意している。


店内には、久岡さんが好きで集めているうちに増えていったというHC3Sルーチェもストック。1987年式の前期型と1989年式の後期型が揃い、いずれも13B-Tを搭載したロータリーターボリミテッドという希少車だ。

FC、FD、RX-8からルーチェまで、歴代ロータリーを知り尽くした経験値と豊富な部品ストックを武器に、良質な車両選びから購入後の予防整備、修理、チューニングまで面倒を見る。
ロータリーを「買う」だけでなく、「長く乗る」ことまで支えてくれる。それが、ジューダスというショップなのだ。
●問い合わせ:ジューダス 岡山県岡山市東区樽原514-1 TEL:086-297-6669
【関連リンク】
ジューダス
http://www.judas-racing.jp

