車体重量58kgの軽量&本格派EVオフロードバイク|SUR-RON(サーロン)の「Light Beeシリーズ」

電動モトクロッサーに特化した中国の電動バイクメーカー「SUR-RON(サーロン)」。研究・開発・生産・実走評価・改良を繰り返してきた同社の主力モデル・Light Beeシリーズは、アメリカやカナダ、ヨーロッパ各国を中心に大人気。国内では現在、Light Beeシリーズは「コハクジャパン」が正規輸入代理店となり発売中。東京モーターサイクルショー2022に展示された本格的な電動オフロードモデル・Light Beeシリーズをご紹介しよう。

PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
SUR-RON(コハクジャパン) https://www.sur-ron.jp/

SUR-RON(サーロン) Light Bee X……56万6500円(2022年モデル)

SUR-RON(サーロン)の正規代理店である「コハクジャパン」のブースに展示されたLight Bee X。保安部品を装備したEU仕様の公道走版「Light Bee L1E」は59万9500円(税込)。

 7.8kgの軽量フレームを導入するなど、58kgという驚異的な車体重量を実現した、オフロード競技用の本格的な電動バイク。スポーツモードのテスト走行では、最大出力5KWの強力なパワーと、瞬間的に250N.mのオンホイールトルク値を記録(メーカー測定値)。大径の前後19インチ・プロフェッショナルオフロードホイールの導入により、エンジン車に匹敵するパフォーマンスを発揮するのがポイントだ。

 高強度を誇る倒立型のフロントフォークは、フォーク内筒のジョイントをSNSクリップで補強し、フォークボディの強度と剛性をアップ。また、ストローク長は203mmを確保。大きな衝撃でも吸収・軽減を実現するなど、フィールドトラックでの高速走行もこなしてくれる。

 独自開発の「Intersect TRリアサスペンション」は、オフロード&オンロードを含め、1000回以上を実走を敢行。車両挙動のマルチデータ分析から、独自設計のマルチリンクリアサスペンションシステムを完成させた。車体のデザインと機械構造をハイレベルで一体化。また、乗車時の使用特性に応じて調整される振動フィルター特性が加わり、理想的なタイヤグリップをキープ。

 前後のディスクブレーキは、耐久性の高いフルメタルブレーキパッド、熱による減衰を抑える203mmローター、安定して作動する4ピストン型の油圧キャリパーを組み合わせ、急勾配の下り走行でも安心の制動力を発揮。

 高性能なブラシレス永久磁石モーターは、効率的な電子ブレーキ機能を装備。防塵、防水IP55クラス/ハイグレードな永久磁石を使用し、耐熱温度180度/最高トルク値32N.mを発揮。モーターは車体中央部に配置し、「マスの集中化」を実現。リアタイヤはエンジン車と同様、ドライブチェーンを介して駆動するしくみだ。

 リチウムイオンバッテリーは容易に着脱できる、重量11kgのパナソニック製。モーターコントローラーはサーロンが独自に開発。スロットルの開き具合、走行速度、モータートルクと電流の強さをリアルタイムにモニタリングし、日頃のドライビングデータを分析・記憶・学習する高性能・高機能タイプだ。

こちらは全国各地にレンタルバイク店を展開する「レンタル819」のブースに展示されたLight Bee X。神奈川県海老名市にある「イオン海老名ショッピングセンター」にある、電動バイク専用のインドアスポーツ施設「e-TRAIL PARK」でも乗車可能。詳しくは下記参照。

SUR-RON(サーロン) Light Bee X 主要諸元(2022年モデル)

車体サイズ:1860x780x1050mm
最低地上高:270mm
ホイールベース:1260mm
シート高:830mm
車重:約47kg/58kg(バッテリー装着時)
Fr.サスストローク:200mm
Rr.ショック/サスストローク:87/210mm
パワーシステム:Mid-drive BLDC motor + FOC sine weve controllor
連続定格出力:1KW(最大5KW)
最大トルク:250N.m
最高速度:75km/h
最大走行距離:約110km(@20km/h)
バッテリータイプ:57.6V / 34.9Ahリチウムバッテリー(脱着可能)
充電時間:約3-4H
フレーム:アルミ鍛造
Fr&Re.タイヤ:70/100-19 (オフロードタイヤ)
ライディングモード:スポーツ / エコ
USBポート:装備
クラス:競技専用
PSE認証:取得済み

Light Bee X Pro(参考出品)

SUR-RON(サーロン)の正規代理店である「コハクジャパン」のブースに展示されたLight Bee XのProバージョン。

Light Bee Xをストリート用にカスタマイズ(参考出品)

SUR-RON(サーロン)の正規代理店である「コハクジャパン」のブースに展示されたLight Bee Xのストリートカスタム。

 写真はLight Bee Xに保安部品を装備して、街乗り仕様にカスタマイズしたモデル(参考出品)。なおサーロンからは、競技用の「Light Bee X」や「Light Bee S」をストリート用に仕上げた、下記の公道走行用モデルをラインナップ。

【Light Bee L1E】
・連続定格出力:1KW(最大5KW)
・最大トルク:250N.m
・最高速度:75km/h
・車重:約51kg/62kg(バッテリー装着時)
・前後タイヤ:70/100-19 (オフロードタイヤ)
・車両区分:第二種原動機付自転車(原付二種)
・免許区分:小型限定普通二輪
・希望小売価格:59万9500円(税込/2022年モデル)
【Light Bee L1J】
・連続定格出力:600W(最大3KW)
・最大トルク:220N.m
・最高速度:60km/h
・車重:約44kg/52kg(バッテリー装着時)
・前後タイヤ:70/100-17 (オフロードタイヤ)
・車両区分:第一種原動機付自転車(原付一種)
・免許区分:原動付自転車
・希望小売価格:48万6200円(税込/2022年モデル)

SUR-RON(サーロン) Light Bee S……36万800円(2022年モデル)

SUR-RON(サーロン)の正規代理店である「コハクジャパン」のブースに展示されたLight Bee S。保安部品を装備したEU仕様の公道走版「Light Bee L1J」は48万6200円(税込)。

 Light Bee Xよりもパワーやトルクを抑え、前後ホイールを17インチにサイズダウンしたLight Bee S。アルミニウム合金を6000tの圧力で鍛造形成したフレームは、Light Bee Xと同じ7.8kgの超軽量タイプを採用。Intersect TRリアサスペンション、前後203mmのディスクブレーキ、高性能なブラシレス永久磁石モーター、サーロン独自のモーターコントローラーなど、Light Bee Xにも採用の機構を導入。

 倒立型のフロントフォークは、振動吸収時に最大150mmのストローク量を確保。12段階の調節が可能な、リバウンドダンピング用に特別設計されているのもポイント。着脱可能なリチウムイオンバッテリーは、重さ8kgのサーロン製を採用。

SUR-RON(サーロン) Light Bee S 主要諸元(2022年モデル)

車体サイズ:1820x735x1020mm
最低地上高:220mm
ホイールベース:1250mm
シート高:780mm
車重:約40kg/48kg(バッテリー装着時)
Fr.サスストローク:150mm
Rr.ショック/サスストローク:75/177mm
パワーシステム:Mid-drive BLDC motor + FOC sine weve controllor
連続定格出力:600W(最大3KW)
最大トルク:220N.m
最高速度:60km/h
最大走行距離:約70km(@20km/h)
バッテリータイプ:50.4V / 20.3Ahリチウムイオンバッテリー(脱着可能)
充電時間:約4-5H
フレーム:アルミ鍛造
Fr&Re.タイヤ:70/100-17 (オフロードタイヤ)
ライディングモード:スポーツ / エコ
USBポート:5V/2.4A
クラス:競技専用
PSE認証:取得済み

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