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NOVITEC LAMBORGHINI HURACAN STO
完成を上回る、完璧さを求めたアップデート
ランボルギーニ ウラカン STOは、公道走行可能なレーシングカーとしてデビュー。「STO」は、「Super Trofeo Omologata(スーパートロフェオ・オモロガータ)」の頭文字を意味する。最高出力640ps、最大トルク565Nmを発揮する5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載し、7速DCTを介して後輪を駆動。0-100km/h加速3秒、最高速度310km/hというスペックが与えられた。
ノビテックは、この「完成」されたスペシャルモデルを、さらに「完璧」な存在とすべく、専用設計されたチューニングコンポーネントを開発した。ネイキッドカーボン製空力パーツや、アメリカのホイールメーカーのヴォッセと共同開発した「NL4」21インチ/22インチ鍛造アロイホイールは、よりレーシーな雰囲気を強めてくれる。
高性能エキゾーストシステムはパフォーマンスだけでなく、高揚感のある極上のサウンドを提供する。素材はステンレス製と、F1でも使用されている軽量素材インコネルを用意。さらに、直径111mmのノビテック・テールパイプは、マットかグロスのカーボンファイバー製から選ぶことが可能だ。
ウェッジシェイプを際立たせるカーボンパーツ
ウラカン STOは、エクステリアを表現するボディワークの75%が、軽量かつ高強度のカーボンファイバー製となり、レーシングカーのような一体型フロントカウルが採用された。ノヴィテクのデザイナーは、レーシングルックをさらに際立たせるべく、オーダーメイドのネイキッドカーボン製エレメントを開発した。
ボディサイドにはノビテック・ロッカーパネルを装着し、より低くスマートなスタンスを実現。リヤホイールアーチ前方には、純正仕様よりも大型化されたエアインテークを配置し、リヤブレーキの冷却性能を最適化した。エクステリアミラーにはネイキッドカーボン製カバーを装着。リヤサイドウインドウにもエンジンにフレッシュエア供給するべく、大型のエアインテークが新たに採用されている。
Y字と六角形をモチーフとしたホイール
足元にはアメリカのホイールメーカー・ヴォッセ(Vossen)と共同開発した「NL4」鍛造アロイホイールを装着。レーシングカーのようなセンターロックに加えて、ランボルギーニをイメージした「Y字」と「ヘキサゴン(六角形)」をデザインモチーフとし、迫力と繊細さを兼ね備えたアピアランスを完成させている。
フロントに21インチ、リヤに22インチと、異なるサイズのホイールを組み合わせることで、後輪駆動のイタリアンスポーツカーのウェッジシェイプをより前面に押し出している。カラーバリエーションは72色で、オプションでブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げを選択することも可能だ。
足まわりにも多彩なメニューが用意されており、ドイツのKW社と共同開発した車高調整式コイルオーバーサスペンションは、フロントリフトシステム搭載車にも装着可能。4ウェイ・アジャスタブル・ショックアブソーバーは、走行状況に合わせて14段階調整できる。また、ノビテック製スポーツスプリングを装着することで、ベースモデル比で30mmのローダウンも可能だ。
無限大の組み合わせが可能なインテリア
ノビテックがリリースしてきたアップデートプログラム同様、ウラカン STOでもインテリアの様々なカスタマイズが可能。オーナーの好みに合わせて、レザー、アルカンターラ、カーボンなど、カラーや素材に拘った独自のコクピットは、ほぼ無限大の組み合わせを作り出すことができる。