【モントレー・カーウィーク】市販仕様「RML ショートホイールベース」初公開

フェラーリ製5.5リッターV12NAエンジンを搭載する「RML ショートホイールベース」量産1号車完成

RML ショートホイールベース量産1号車のエクステリア。
鮮やかなイエローのボディカラーにディープメタリックブルーのレーシングラインが配された、RML ショートホイールベース量産1号車。
英国を拠点とするRML(レイ・マロック・リミテッド)グループは、同社が開発した現代版フェラーリ 250GT SWB「RML ショートホイールベース」の量産1号車を、8月11日に開幕する「モントレー・カーウィーク」において初公開する。

RML Short Wheelbase

「RML」の名を冠した初の量産車

RML ショートホイールベース量産1号車のエクステリア。
これまでレーシングカーやOEM車両の開発に徹してきたレイ・マロック・リミテッドが、その名前を初めて冠した量産モデル「RML ショートホイールベース」。そのデリバリーが間もなく開始される。

40年にわたり様々なメーカーのロードカーやレーシングカーを開発・製造してきたRML。彼らにとって、自社の名前を冠した初の量産モデルが「RML ショートホイールベース」となる。4年にわたる、計画、設計、開発、テストを経て、いよいよ生産1号車が最初のオーナーへとデリバリーされる。

RML ショートホイールベースは、ドナー車両となる「フェラーリ 550」をベースに、1959年製フェラーリ 250GT SWBからインスパイアされたエクステリアを再現。最高出力485PS、最大568Nmを発揮するフェラーリ製5.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、6速MTを介して後輪を駆動する。

今回、RMLのマイケル・マロックCEOが、8月11日~20日にかけてカリフォルニアで開催されるモントレー・カー・ウィーク、RML ショートホイールベース量産1号車と共に参加。アメリカの自動車ファンに向けて、現代に蘇った250GT SWBを披露する。

特別な内外装が施された量産1号車

RML ショートホイールベース量産1号車のインテリア。
ハンドメイドで製作されたコクピットは、ブルーのアルカンターラ&レザートリムに、イエローのコントラストステッチとサテンクロームのハイライトが組み合わせられた。

RML ショートホイールベース量産1号車は、オーナーの希望に沿って、鮮やかなイエローのボディカラーにディープメタリックブルーのレーシングラインが組み合わせられた。

丸型メーターが並ぶクラシカルなコクピットは、エアコン、カップホルダー、スマートフォン充電器などの最新装備を控えめに配置。ブルーのアルカンターラ&レザートリムに、イエローのコントラストステッチとサテンクロームのハイライトがチョイスされた。

最高の品質レベルを保証するため、RMLが誇る最先端の技術を駆使し、1台1台がハンドメイドで製造される。2号車、3号車がまもなく完成し、合計30台が販売される予定となっている。完成した量産1号車を前に、マイケル・マロックCEOは次のように喜びを語った。

「量産1号車は、本当に素晴らしい出来映えとなりました。設計・開発からパーツの調達、そして製造に至るまで、RMLチームが費やした努力と苦労の証だと言えるでしょう。初期プロトタイプのカーゼロから、この量産仕様に至るまで、品質とディテールが徹底的にブラッシュアップされました。カリフォルニアで1号車を披露するのが待ちきません」

ミルブルック試験場でのテストプログラムが開始された、RML ショートホイールベース。

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