【モントレー・カーウィーク】ラドフォードの独自オーダーメイドプログラム開始

ジャガー Dタイプをイメージした「ラドフォード タイプ62-2」パーソナル・コミッション1号車完成

シャシ・レディへと納車された、「ラドフォード タイプ62-2」パーソナル・コミッション1号車。
ラドフォードが展開するカスタマイズプログラム「パーソナル・コミッション」を経て製作された初のラドフォード タイプ62-2が、モントレー・カー・ウィークにおいてお披露目された。
英国のコーチビルダー「ラドフォード(Radford)」は、カリフォルニアで開催されたモントレー・カーウィークにおいて、同社初の「タイプ62-2」のパーソナル・コミッション仕様をオーナーへと引き渡した。このタイプ62-2は、クライアントからのリクエストに合わせて製作され、世界に1台の仕様となる。

Radford Type 62-2 personal commission

1957年のル・マン・ウイナーをオマージュ

シャシ・レディへと納車された、「ラドフォード タイプ62-2」パーソナル・コミッション1号車。
シャシ・レディのために製作された仕様は、1957年のル・マン24時間レースで優勝したジャガー Dタイプ「XKD 606」をオマージュした内外装がチョイスされている。

元F1ドライバーのジェンソン・バトンや、テレビパーソナリティのアント・アンステッドらによって設立されたラドフォードは、1969年製ロータス タイプ62を現代に蘇らせた「タイプ62-2」を発表した。

今回、起業家でありカーコレクターのシャシ・レディ(Shashi Reddy)へと引き渡された「タイプ62-2」のパーソナル・コミッション仕様は、現代性とモータースポーツへのオマージュをシームレスに融合したデザインを採用。すべてのディテールが、フルオーダーメイドで製作されている。

エクステリアカラーは、1957年のル・マン24時間レースで優勝したジャガー Dタイプ「XKD 606」のカラーであるディープブルーをチョイス。ロワボディとホイールセンター&リムはシルバーにペイントされ、エレガントなサテンクロームのミラーキャップとテールパイプが組み合わせられた。ここにレーシーなブラックのブレーキキャリパーが装着される。

完成した自身のタイプ62-2 パーソナル・コミッションを前に、オーナーのシャシ・レディは、喜びを隠さない。

「ラドフォード タイプ62-2の発表写真を見た瞬間、そのデザインに興味をそそられました。これほど目を引くフォルムは、そうそうありません。現在、ラグジュアリーカーには多くの選択肢があります。20年間クルマを収集してきた者として、所有するクルマには特別な何かを見つけたいと思っています。このタイプ62-2は、フロントノーズとリヤのクラムシェルの美しさに魅了されました」

ディテールに拘った美しいインテリア

オーナーが隅々までこだわり抜いた美しいインテリア。ハンドブレーキ・グリップやギヤセレクター・コンソールには、シルバーパールのセミアニリンレザーが奢られている。
オーナーが隅々までこだわり抜いた美しいインテリア。ハンドブレーキ・グリップやギヤセレクター・コンソールには、シルバーパールのセミアニリンレザーが奢られている。

インテリアもフルオーダーメイドで製作され、スイッチベゼルやパネル類にサテン・クロームミラーを装着。コクピット全体を開放的な雰囲気にすべく、明るいカラーのインテリアトリムが選ばれ、上部はシルバーパール・ヌバック、ハンドブレーキグリップやギヤセレクターコンソールにはシルバーパールのセミアニリンレザーが採用された。

ラドフォードは、すべてのタイプ62-2が最高のデザインを纏った1台となるよう、それぞれのオーナーと密接に連携。創業者のひとりでもある元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、モントレー・カーウィークの会場を訪れ、シャシ・レディと共に完成車両の美しさを堪能した。

「タイプ62-2のパーソナル・コミッション第1号車の納車は、ラドフォードにとって新たなステップとなります。私たちが手がけるすべての車両は、ユニークな伝統と現代的なブランド価値を両立できるよう努めています。このタイプ62-2は、クラシカルな美しさと真のドライビング・パフォーマンスが絶妙にバランスされています」

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