日産ステージアも!ミニバンからスポーツカーまで100万円で狙えるVQエンジン搭載車【モーターファンおすすめ中古車】

2代目日産ステージア
日産の名機と言われる「VQエンジン」。25年以上の歴史を持ち、現在もエルグランドなどに搭載されている現役のエンジンだ。米国ワーズ社のワーズ「エンジンオブザイヤー」の10ベストに14年連続選出されるなど、特に北米で評価が高い。そこで今回の【モーターファンおすすめ中古車】では、100万円で狙える「VQエンジン」搭載車を紹介する。

おすすめ中古車を紹介する前に、まずはVQエンジンについて、簡単に解説しよう。VQエンジンは、V6 4-OHC(片バンクあたりDOHC機構) マルチバルブのガソリンエンジンだ。VG型の後継機として1994年に2代目セフィーロに搭載されたのがはじまり。現在までさまざまな日産の上級モデルに搭載されてきた。2ℓから4ℓまでの幅広いラインアップを用意し、ミニバンからスポーツカーまで搭載車種の幅が広く、汎用性が高いのも特徴だ。縦置き(FRベース)、横置き(FFベース)に両方に対応できるので、多くのモデルの上級グレードに搭載されてきた、日産を代表するエンジンだ。

2代目日産ステージア まさに「スカイラインワゴン」⁉︎ 余裕のある走りが楽しめるFRスポーツワゴン

写真は後期型

日産ステージアは1996年の発売された初代以来、走りの良さ・快適性・優れたワゴン機能を兼ね備えた日本初の本格的Lクラスツーリングワゴンとして、多くのユーザーから高い評価を得てきた。今回紹介する2代目ステージアは、『デュアルシーンで余裕の走りと優れた機能を発揮するプレステージツーリングワゴン』を開発コンセプトに、ゆとりを持って過ごしたいと考えている人々をターゲットに開発された。スカイライン(V35型)で採用したV6エンジン専用FRプラットフォーム「FMパッケージ」により、「抜群の高速安定性と快適性」、「広いキャビンとラゲッジルーム」、「世界最高水準の安全性能」を実現するとともに、当時新開発されたVQ25DETエンジンやスノーシンクロモード付アテーサE-TSの採用により、高速走行から雪道や不整地路まで、快適で安心感のある走りを可能としたのが特徴だ。

パワートレーンは、280psを発生する2.5ℓV6ターボ(VQ25DET)、215psを発生する2.5ℓV6エンジン(VQ25DD)、260ps(後期は272ps)を発生する3.0ℓV6エンジン(VQ30DD)、272psを発生する3.5ℓV6エンジン(VQ35DE)を用意。3.5ℓV6エンジンは、「スカイラインステーションワゴン」といっても過言でないほど余裕のある走りを堪能できるのが特徴だ。また353Nmの最大トルクを持ち、FRベースということも相まって、トルキーで安定した走りをみせる。1580kgという重い車重とは考えられないほど軽快だ。スポーティさを求めるなら2.5ℓV6ターボも良いが、NAならではの吹け上がりの気持ち良さは、3.5ℓV6エンジンに軍配があがる。

平均中古価格は48万円。
たとえば「ステージア 3.5 AR-X 2006年式、走行6万2000kmで88万円」というような中古車がある。3.5ℓV6モデルはタマ数が少ないので注意が必要だ。

詳細スペック:350 RX FOUR

全長×全幅×全高(㎜)=4785×1760×1510
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:2.5ℓ V型6気筒DOHCターボ
駆動:フルタイム4WD
最高出力:272ps(200kW)/6000rpm
最大トルク:36.0kgm(353Nm)/4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1670
新車価格:341万2500円
※2004年発売当時のスペック

2代目日産プレサージュ VQエンジン搭載車でも破格の値段で狙える走りのミニバン

写真は後期型

日産プレサージュは、ホンダ・オデッセイのライバルとして1998年に初代が登場した。今回紹介するのは2003年に発売された2代目。2代目は新たにスライドドアを採用し、トヨタ・エスティマのライバルとして登場した。エクステリアデザインテーマは、インテリジェントダイナミズム。低いフロアを活かし、流れるようなシルエットと広いインテリアスペースを両立し、アクティブでダイナミックなフォルムが実現されている。スポーティーグレードのハイウェイスターは、標準車の流麗さと脚周りのスタンスの良さをベースに、専用フィッティングパーツにより下半身にボリュームを持たせ、一段とスポーティさが高められている。注意が必要なのは、2006年のマイナーチェンジの前と後では内外装が大きく違うこと。エクステリアは、前期型が初代ティアナと共通のデザインが採用されていたのに対し、後期モデルは一転、初代フーガを連想させるようなデザインとなった。インパネもフルモデルチェンジ並みにデザインがまったく異なるので、中古を選ぶ際はデザイン重視で決めるのも良いだろう。スポーティさを求めるなら後期型だ。 

プラットフォームは、初代ティアナと共通の「FF-Lプラットフォーム」をベースに、しっかりとした脚周りを確保し、セダン感覚の運動性能と快適な乗り心地を味わえる。フロントサスペンションには、路面から伝わる微振動を抑制し、接地性を高めるリップルコントロールショックアブソーバーを採用、リヤはマルチリンクサスペンションとし、快適な走りと操縦安定性を実現した。

パワートレーンは2.5ℓ直4(QR25DE)と3.5ℓV6(VQ35DE)の2種類のNAエンジンを採用した。実用域では2.5ℓで充分。スポーティとまではいかないものの、ミニバンとは思えないほどの踏ん張り感と脚周りのしなやかさを両立している。さらに余裕のある走りが欲しいなら3.5ℓエンジンがある。NAエンジンの自然な加速の伸び感や高速域での余裕さを感じられる。 

平均中古価格は約26万円。
たとえば「プレサージュ 3.5 350ハイウェイスター 2008年式、走行5万7000kmで車両本体価格31万円」というようなところが標準的な中古相場だ。
ただし3.5ℓモデルは、タマ数が極端に少ないので注意が必要だ。

詳細スペック:X(3.5ℓ)

全長×全幅×全高(㎜)=4840×1800×1685
ホイールベース(㎜)=2900
エンジン:3.5ℓ V型6気筒DOHC
駆動:FF
最高出力:231ps(170kW)/5600rpm
最大トルク:34.0kg・m(333Nm)/2800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1770
新車価格:272万円
※2003年発売当時のスペック

初代日産フーガ 意外と安く手に入る!走りに定評のあるGTセダン

写真は前期型

初代フーガは、2004年にセドリックおよびグロリアの後継モデルとして登場した高級FRセダンだ。伝統的な高級車の枠を超え、抜群のドライビングフィールと華やかなインテリアが醸し出す、乗る人の心を刺激する新しいスポーティセダンを目指して開発された。特に内外装のデザインは、“スポーティ”“ルーミー”“ラグジュアリー”の3つの相反する要素すべてを両立させているのが特徴。エクステリアは、「優美さ」と「力強さ」を調和させた新しい上質でスポーティなセダンのデザインを実現させた。インテリアは、質感と造形美にこだわりデザインされた。アナログ時計が高級感を醸し出し、グレードによっては助手席にオットマンが備わるなど贅沢な一台だ。グレードは大きくふたつに分けられ、スポーティかつラグジュアリーで「パワフル&エレガント」をより強調したGTシリーズとGTシリーズと、より落ち着きとラグジュアリーさを加えたXVシリーズが設定された。

パワートレーンは、2.5ℓV6エンジン(VQ25DE)、3.5ℓV6エンジン(VQ35DE)、4.5ℓV8エンジン(VK45DE)の3種類が設定された。2.5ℓV6エンジンは、最高出力210pを発揮し、吸排気の高効率化によるレスポンスに優れたリニアなトルクを感じられ、全く過不足ないレベルだ。ただ、GTセダンとしてバランスが良いのは、3.5ℓV6エンジンだ。最高出力280psを発揮し、低回転から高回転までフラットなトルク特性と強力なパワーによる力強い走りが魅力だ。ロングドライブでも快適に運転を楽しめる。圧倒的なパワフルさを求めるなら、4.5ℓV8エンジンがおすすめ。最高出力333ps、最大トルク455Nmを発揮し、低回転から高回転の全域における圧倒的な加速性能により、力強い走りを実現した。ただし、維持費が相当かかるということはお忘れなく。

平均中古価格は約43万円。
たとえば3.5ℓモデルだと後期型でも「フーガ 3.5 350GT 2008年式、走行3万6000kmで車両本体価格59万円」というような中古車をすぐに見つけることができる。
ただし3.5ℓモデルは、タマ数が極端に少ないので注意が必要だ。

ライバル、トヨタ・クラウンに販売面では大きく水をあけられたが、実は初代フーガは、走りに定評のあるGTセダンなのだ。

詳細スペック:350GT

全長×全幅×全高(㎜)=4840×1795×1510
ホイールベース(㎜)=2900
エンジン:3.5ℓ V型6気筒DOHC
駆動:FR
最高出力:280ps(206kW)/6200rpm
最大トルク:37.0kgm(363Nm)/4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1650
新車価格:420万円
※2004年発売当時のスペック

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