道具が揃うと食事も豪華に! 男飯 コーラ煮スペアリブにかぶりつく|クラシック・ジムニー(JA71C)でアウトドアへ

アイテムが揃うと、キャンプはさらに楽しい。
アウトドアの楽しみのひとつでもある、アイテム選び。100円均一ショップへの定期パトロールで、今回はメスティンが完璧なセットとなった! これは食事が豪華になるぞ〜。

TEXT & PHOTO:伊倉道男(IKURA Michio)

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色々な意見があるだろうが、いまはアウトドアブームである。最初のブームはベトナム戦争が終わり、アメリカの帰還兵がジープを手に入れ、フィールドに出かける。そんなところだったのではないかと思う。日本では大学生の間でサイクリングがブームとなり、自転車に大きなバックを付けて野宿をしながら日本を回る人たちが増えたころだと思う。
次はアウトドアの雑誌が発売されて、三菱のパジェロが発売されたころだ。それ以前にもトヨタにはランドクルーザーがあり、日産にはパトロール。いすゞにはビックホーンが少し前に発売されていたのだと思う。
三菱のパジェロは性能はオフロードの4WDなのだが、スタイリッシュで乗り心地はほんの少し乗用車。ほんの少しではあるのだが。僕自身は当時、パジェロのディーゼルターボを入手した。車体ナンバーは2000番台だったと記憶している。

さて昨今のキャンプブームであるが、SUVが増えたこと、有名人のYouTube、そして各キャンプ場の整備も、大きく貢献していることは間違いがないと思う。そのうえで100均ショップをはじめ、キャンプ用品に他業界のメーカーが参入した事も原動力となっている。
キャンプ用品は高級品から廉価な物までさまざまだ。一品豪華主義でも良いし、極力お金をかけなくても楽しめる。また、DIYの要素もひとつの重要な要素だと感じている。
その楽しみのひとつでもある、100均ショップ。訪れると、新たな商品や品切れだった商品が再び陳列されている。そこで散財をしてしまうのだが「待てよ、これでより便利になるな」と、不足と思っているところが補われたりすることが多いので、これはこれでしかたない。

今回もダイソー(ほかの100均が近所にはないので)へ定期パトロール。
「おお、これでメスティンは完璧なセットになるな」もちろん、新商品とは限らないが、数種類入手してしまった。とくにミディアムメスティン用の中敷の網と鉄板を入手することでかなり調理の幅が広がるだろう。

新たに購入したダイソー製品。とくにメスティン関係の商品でミディアムメスティン用を入手できたことで調理の幅がグンと広がった。

ダイソーメスティンのサイズは3種類。同一メーカーの商品なので、コンパクトにスタッキング(重ね合わせて収納)ができるのが魅力だ。一番小さいミニメスティンは米1合を炊くのがギリギリ。正直1合炊くのは気を遣うので、炊飯は半合とし、ミディアムで豚汁などの汁物を作る。ラージメスティンではメインディシュを作る。これでかなり豪華な食事を味わうことができる。
また、ミディアムメスティンにスタッキングができる鉄板。これも小さい物よりも使い勝手はアップするだろう。写真はシーズニングが終わっている物がミニメスティンにジャストフィット。金属色の物(シーズニング前)がミディアムメスティンにジャストフィットの鉄板だ。

新しいアイテム! ミディアムメスティンにスタッキングができる鉄板。シーズニングが終わっているものは、ミニメスティンにジャストフィットでスタッキング。極小。すばらしい!

その他、カラビナ、カトラリー収納ポーチ、シェラカップのフタ。カラビナは5色が1セット。販売コーナーはキーホルダーの陳列棚。こちらは薪ストーブ関連に使う。扉関係にふたつ、スパークアレスターに3つ。

カラビナは5色が1セット。「やけどに注意!」を促す為に赤は薪ストーブの取っ手につける。

カーキ色のカトラリー収納ポーチはポケットが9ヵ所。収納した物が飛び出さないようにカバーがついている。型紙が入っているので、折りたたみ時は立体的になる。
かなり使い勝手は良さそうで、使用時には立てておくこともできる。大きな調理器具は中心部へ刺すと一ヵ所にまとめておくこともできる。

カトラリー収納ポーチ(カーキ)。ポケットは9ヵ所。330円(税込)。
使用時には立てておくことも。大きな調理器具はセンター部へ刺す。使う物を一ヵ所にまとめられて便利。

ダイソー製のシェラカップのフタ。重さ50g、ステンレス製。チタン製で購入した物は32g。価格はほぼ10倍。

なんといっても使用度が増した大中小のメスティン。その役目を決め、食事を作る。ミニは炊飯、ミディアムは豚汁、ラージはスペアリブのコーラ煮だ。

3種類の大きさのメスティン。それぞれの役目を決め、食事を作る。ミニは炊飯、ミディアムは豚汁、ラージはスペアリブのコーラ煮担当に決定。

熱源はひとつしかない。そこで調理の順番を考える。まずはミニメスティンで炊飯。ご飯を蒸らしている時間を有効に使い、豚汁とスペアリブのコーラ煮を作ればよいだろう。ご飯の「蒸らし」はコットンのフィールドコートに包んでおく。例えばメスティンがひとつの場合、購入時にメスティンが入っていた段ボールの箱を捨てずに「蒸らし」用に使うとよい。

スペアリブのコーラ煮の下準備はまずは塩胡椒。そしてミディアムの鉄板でスペアリブに焦げ目をつけていく。鉄板が小さいので手間ではあるが、時間はあり余るほどある。焦げ目がついたら、ポイポイッとラージメスティンに投げこんでおく。
ところで、かなり浸透してはいるが「え? コーラで煮るの?」というかたもいらっしゃるだろう。コーラは多種の香辛料で、いい塩梅に肉類に味がつく。炭酸も含まれているので柔らかくもなる。たっぷりとコーラを入れ、醤油を隠し味程度に入れる。手間いらずだ。あとはソースがトロトロになるまで煮込めばできあがり。ぜひ試してみて欲しい。おっと、簡単だからって気を抜いて焦がすなよぉ。

コーラは多種の香辛料が含まれているので、ぜひ料理にも試してみて欲しい。スペアリブが浸かるほどコーラを入れ、醤油を隠し味ほど入れる。とろとろのソースなるまで煮込む。

豚汁の味つけは「赤出し出汁入り」。便利なボトル入りを見つけた。携帯性も良く、また液状なので使い勝手もかなり良い。ちょいと残念なことに、長ねぎと七味唐辛子を忘れてしまう。ミディアムメスティンも蓋をして、冷めないようにコートに包んで保温をしておく。
さて、これにグリーンサラダでもついたなら、かなり豪華な食事だ。ワイルドに手掴かみでスペアリブ、ぜひ。

調理器具が増えると手間は増えるが、当然食事は豪華になる。これにグリーンサラダがついたならカンペキだ。コーラ煮は八角が効いたようなエキゾチックな味ですよ。お試しあれ。
朝晩はまだ冷え込みますが、日差しはかなり暖かくなりました。もう蟻が活動を始めています。毎年、同じようにくり返す季節。変らぬこと、それがなによりも大切です。今後とも、よろしくおつき合いのほど、お願いいたします。

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著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…