軽量コンパクトかつ狭い場所でも作業しやすい カーエアコンそのものを作るデンソーのカーエアコン用整備機器はひと味違う!?…オートサービスショー2019・デンソー
- 2019/05/18
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遠藤正賢
ディーラーやカー用品店のピット、整備工場、鈑金塗装工場などで使われるクルマの整備・修理用ツール・機器類の展示会「第36回オートサービスショー2019」(主催:日本自動車機械工具協会)が5月16~18日の3日間、東京ビッグサイト・青海展示棟で開催。そのなかから、ユーザーがクルマの整備・修理を受ける際に役立つ整備機器をピックアップする。
PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
社名の通りクルマの電装品を数多く開発・製造するデンソーにとって、カーエアコンは主力商品の一つ。そんなデンソーが手掛けるカーエアコン用整備機器には、メーカーならではのノウハウが詰め込まれているのだという。
デンソーがラインアップするカーエアコン用整備機器は大きく分けて、冷媒の圧力を点検する「ゲージマニホールド」、冷媒の漏れがないか点検する「ガスリークディテクター」、そして「冷媒回収再生充填装置」の3種類。
なお、ゲージマニホールドと冷媒回収再生充填装置は、新冷媒のR1234yf用と現行冷媒のR134a用、それぞれ専用機が別個に設定されており、ガスリークディテクターはR1234yfとR134a、保冷車などに用いられるR404Aの兼用タイプとなっている。
これら3種類のカーエアコン用整備機器に共通しているのは、軽量コンパクトかつ狭い場所でも作業しやすい、ということだろう。
ガスリークディテクターは、微量な冷媒漏れも短時間で検知できる基本性能を備えつつ、本体を軽量コンパクトながら人間工学に沿った形状とし、さらにラバーを側面に巻くことで、作業時の握りやすさを追求している。
そして冷媒回収再生充填装置は、兼用機とせず冷媒ごとに専用設計することで、小型軽量化とともに本体価格の抑制も図っている。
一見しただけでは各社とも似ているように思えるカーエアコン用整備機器にも、意外なほどメーカーごとの特色の違いが大きく現れていた。
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