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ジムニーの最新カスタムは、80年代スタイルが人気!?【スズキ・ジムニー偏愛連載・第10回】

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APIOのJB74ジムニーシエラ。グリルガード、ルーフラック、リアラダーといった定番アイテムを装着し、「ヘビーデューティー」な雰囲気を強調している。

ようやく街で、ジムニーJB64型とジムニーシエラJB74型を見る機会が増えてきた。同時に、カスタムを施した現行型ジムニーが増えているように感じる。スクエアで、どこか往年のクロスカントリー4WDの香りがする現行型ジムニーだが、Gクラスルックにするドレスアップがトレンドになっている一方で、四駆ブームの頃を思わせるドレスアップが今また流行し出している。

TEXT●山崎友貴(YAMASAKI Tomotaka) 写真協力●JAOS/APIO

「グリルガード」「ルーフラック」「リアラダー」がかつての三種の神器

80年代から90年代にかけて、三菱・パジェロ、いすゞ・ビッグホーン、日産・サファリ、そしてトヨタ・ランドクルーザーといったクロスカントリー4WD、いわゆる“四駆”が大流行した。この頃の四駆と言えば、フロントにはグリルガードを装着し、屋根にはルーフラック、そしてリアにはそこにアプローチするためのリアラダーを付けるのがカスタムの定番だった。

「JAOS」や「アイバワークス」、「サン自動車工業」といったメーカーの製品が大ヒットし、街ですれ違う四駆のほとんどが、この“四駆三種の神器”を付けていたものである。

グリルガードは別名「ブルバー」や「カンガルバー」などとも呼ばれたパーツで、本来はオーストラリアなどの僻地で動物に衝突した時にラジエアーを守ったり、ぶつかった動物がフロントガラスに飛び込むのを防止する機能部品だった。

ちなみに当時、北海道の山中で取材中に乗っていたビッグホーンがエゾシカに衝突したのだが、グリルガードのおかげで難を逃れたことがある。しかし日本国内ではこうしたことは希なので、やがてグリルガードは単なるドレスアップパーツとして広まっていくのである。

当時は四駆ブームと共にオートキャンプブームだったことから、四駆の荷物をたくさん積んで出かけるために、ルーフラックとリアラダーが流行した。これにならって、キャンプは行かないがへビューデューティなエクステリアになるから...とカスタムで装着する人も多かった。

これらのパーツと繋がりの深いパーツが、「丸形補助ランプ」だ。丸いフォグランプやスポットランプのことで、IPFやPIAAといったブランドの商品は四駆のカスタムには欠かせないものだった。グリルガードの中に付けたり、ルーフラックの前面に並べたりするのが定番となっていたのである。

スクエアなジムニーにはヘビーデューティーなアイテムがよく似合う

四駆三種の神器や補助ランプは、世情や四駆自体の衰退によって表舞台から姿を消していた。しかしJB64型やJB74型のジムニー/ジムニーシエラが登場したことによって、復権の兆しを見せているのだ。昨今のSUVにはミスマッチであるこれらのパーツも、スクエアでクラシカルな雰囲気を持つ現行型ジムニーにはピッタリというわけである。

昨今の商品は、グリルを守るガードというよりは、バンパーを障害物へのヒットから守るというものが多い。しかし機能性を持っているものの、実質的にはエクステリアの見た目をアップするためのアイテムという性格が強い。

APIOで人気の「しし狩りバンパー(9万1300円)」を装着したJB64ジムニー。
こちらはJAOSのフロントブッシュバー。価格は4万1800円。

ルーフラックやリアラダーはかつてより大幅に軽量化され、限られたパワーしか持たないジムニーでも気にする必要がなくなった。昨今人気のは、南アフリカ発の「ファーストランナー」というブランドの商品で、非常に薄型なのが特徴だ。
同社製のリアラダーも、併せて人気の高いアイテムのひとつとなっている。

APIOのスチールリアラダー・ナロータイプはリヤゲートの右側にボルトオンで装着可。価格は4万6200円。
APIOで取り扱っているフロントランナーのアルミルーフラック。写真のフルサイズのほか、ミドルサイズやハーフサイズも選択可能。

ガードと共に復権しているのが、丸形補助ランプだ。昔と違って現在のランプはLED化されており、フォルムもスタイリッシュ。ただし、装着方法には決まりがある。昔のように安直に取り付けることができないのだ。

まずフォグランプとして取り付ける場合は、ヘッドライトより下で、地上から250㎜以内、最上部800㎜以下の位置に取り付けないといけない。さらに、車幅の最外部から取り付けるランプ外側の縁が、400㎜以内と決められている。

ここで気づく方も多いと思うが、この要件ではグリルの中央部やルーフにランプを付けることができないのである。そこで、「走行用前照灯〈第32条〉」という要件で、取り付けることになる。これは最高光度の合計が430,000cdを御越えず、しかも点灯する時はヘッドライトハイビームと連動するようになっていれば、どこに取り付けても構わないことになっている。人によってはエンジンルームに点灯スイッチを取り付けて、「作業灯」として車検申請しているようだが、走行用前照灯とした方が取り付けや配線作業も簡単だ。

IPFのLEDライトバーをフロントウインドウ上部に装着したAPIOのJB74ジムニーシエラ。

ちなみにグリルガード類は指定部品となっており、取り付けた時の車体寸法が全長3cm以内全幅2㎝で以内おさまり、ボルトなどでしっかりと固定されていれば、構造等変更の届け出なく車検を通すことができる。

ルーフラックに関しては、溶接がされていなければ基本は問題がないが、中古車で一度登録抹消を行って新規登録となった場合は、取り外さないと車検が通らないので注意してほしい。継続車検の場合は問題ない。

今後、サーチライトを付けたり、サンドラダーをラックに載せたりといったドレスアップも復権しそうだが、要は「ヘビーデューティ」な香りがするアイテムなら、何でもジムニーにマッチしそうだ。

いずれにせよ、80年代の四駆ブームに乗り遅れてしまった人や新たに四駆の魅力を知ったという最近のジムニーオーナーによって、このカスタムの広がりは当分続きそうな気配である。

APIOのサスペンションキット「ROADWIN」を装着して20mmアップ済みのデモカー。APIOとヨシムラがコラボしたフルチタン製マフラーも目を引く。

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