ジェイズ・コーポレーションの運営に

全国に13あるJAF公認サーキットで関西唯一の「セントラルサーキット」。今年1月、その全株式を取得した「ジェイズ・コーポレーション」が、ドリキンの名前で世界的に知られる土屋圭市氏のアンバサダー就任を発表した。
2月24日に東京で開催されたメディアラウンドテーブルに、セントラルサーキットアンバサダーの土屋圭市氏、ジェイズ・コーポレーションの梅本淳一代表取締役、中尾憲太管理本部長が参加し、今後のサーキット運営方針および中長期構想運営方針を説明した。
ジェイズ・コーポレーションは、ホンダ車を専門としたチューニング、パーツ開発・販売を行う「ジェイズレーシング」ブランドを世界で展開しているが、その理念は「パーツ開発は常にサーキットで培われる」というもので、それを貫いた結果だと言えるだろう。他にも国内外へ車両販売や運送・物流事業などを手掛けており、この枠組みにセントラルサーキット事業を組み入れるという。
コース全長を4kmにしてレースの誘致も

セントラルサーキットは、1996年の開業以来、多くのドライバーやチームに親しまれてきた本格レーシングコースだが、30年の節目に経営母体を変えることで運営を刷新し、施設の老朽化に対応していくという。
今後はアンバサダーに就任した土屋氏の影響力を活かしつつ、ロゴやウェブサイトのリニューアル、地方選手権やメーカーワンメイクレースあるいはオーナーズクラブのオフ会などのクルマ系イベント開催だけでなく、若手レーシングドライバーの育成プログラム実施にも力を入れていくという。他にもマラソン大会や自転車レースなどの地域イベントも企画しているという。
コース全長を現在の2.804kmから4km超に延伸することも2030年以降に計画しているという。設備面においても、デジタルフラッグなどの設備を充実させることでFIAの国際規格にも適応し、国内外のレースシリーズの誘致にも意欲を見せている。
サーキット経営が困難な現代だが、関西地方のモータースポーツ活性化に貢献し、ゆくゆくはニュルブルクリンクのような聖地になることを目指すとも説明された。かつて全日本GT選手権(1996年オールスター戦)も開催されたことがあるサーキットが再び脚光を浴びるか注目したい。
