991GT3に20Bをスワップした理由とは!?

1300psを狙うモンスターポルシェの全貌

LEDライティングと現代美術家・JINYA YAMAKAWA氏によるアートラッピングを纏い、Red Bull Tokyo Drift 2026で圧倒的な存在感を放っていたジョーカーの991GT3。しかし、その華やかなルックス以上に衝撃的なのが、リヤに搭載された20B型3ローターターボユニットだ。

エンジンは名門トップフューエルレーシングが製作したクロスポート仕様。サイドポートとペリフェラルポートを組み合わせた過激なスペックに、ターボスマート製TS-1 7880タービンを組み合わせる。制御はLINKエクストリームが担当し、さらにNOSの追加投入も予定。現在はシェイクダウン段階ながら、最終目標は1300psという途方もない数値だ。

フード内にはラジエターやコレクラータンクなどを美しくレイアウト。

増大するパワーに対応するため、駆動系にはコトーチ製シーケンシャルミッションを採用し、エアシフター化も実施。さらにカップカー用FRPドアやポリカーボネイトウインドウ、ワンオフロールケージなどを導入し、1000psオーバーのパッケージを成立させるため徹底した軽量化とボディメイクが行われている。

インテリアも抜かりはない。ロールケージやバケットシートまでホワイトで統一し、スパルタンなレーシングカーの空気感をスタイリッシュに演出。ブラック&ホワイトを基調としたコクピットに、差し色のレッドが絶妙なアクセントを加えている。

エクステリアでは、ドライカーボン製ボンネットや全幅1900mmクラスのスワンネックGTウイングを装備。機能性を追求しながらも、アートラッピングとの融合によって唯一無二のビジュアルを実現した。

足回りはスピリット特注の2WAYダンパーを軸に構築。ホイールはワンオフのセンターロック式で、タイヤにはアドバンスリック(F300_690-19 R330/710-19)を組み合わせる。

今後はテスト走行を重ねながら、クーリングダクトやリヤディフューザーなどの空力パーツ開発も進めていく予定だという。富士スピードウェイや筑波サーキットでのタイムアタック参戦も視野に入れており、この異端の20BスワップGT3がサーキットシーンを席巻する日もそう遠くはない。

ポルシェGT3のシャシー、3ローターターボのパワー、そして最先端のビルド技術。そのすべてを融合させたこのマシンは、既存の常識では測れない可能性を秘めたモンスターマシンなのである。

●取材協力:ジョーカー 埼玉県草加市青柳3-14-15 TEL:048-945-8600
●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026

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