噂のあった「CX-20」の新名称ではなく、「CX-3」のモデル名が継続されそう
マツダは、2026年3月期決算報告の中で今後の製品展開についても明らかにし、エントリーレベルのCXモデルを新たに投入すると述べた。その中には、12年間販売されてきたマツダCX-3がついにフルモデルチェンジされることも含まれている。

現行型のCX-3は2014年末から販売されているロングセラーモデルだ。マツダは2021年にCX-30を投入するのに伴い、米国と欧州ではCX-3の販売を終了した。日本国内向けの生産も2026年2月末で終了しており、現在は在庫車を販売している状況だ。
新型CX-3については、生産拠点がタイになることを確認した以外、ほとんど詳細が明らかにされていない。マツダとフォードの合弁工場であるAAT(オートアライアンス(タイランド))は、1995年の操業開始以来、400万台以上の車両を生産してきた。新型CX-3は国内市場限定ではなく、日本をはじめとする東南アジア諸国への輸出も計画しているようだ。

同じ名称は、マツダ2サブコンパクトハッチバックの後継モデルとしても使われるのではないかと推測されていたが、マツダ2の将来は依然として不透明だ。
マツダは小型SUVラインナップにおいてガソリンエンジンを継続採用する意向を示唆しており、新型CX-3のパワートレインはハイブリッドが有力候補となっている。
現行モデルで既に12年が経過しているプラットフォームについても、まだ不明な点が多く残っている。新開発のものを採用する可能性もあるが、、既存の「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」をそのまま流用する可能性も十分に考えられるだろう。
マツダは既に新型CX-3の方向性を示唆している。「ビジョンX-コンパクト」は、小型ハッチバックの形で登場し、おそらく次世代マツダ2の姿を垣間見せるものだが、クロスオーバー版も容易に想像できる。
マツダは新型CX-3で「量販セグメントの獲得」を目指しているが、このモデルが世界中で販売されるとは考えにくい。CX-30は多くの地域で引き続きマツダのSUVラインナップのエントリーモデルとなるとみられる一方、CX-3は主にアジア市場に注力するはずだ。また、以前はCX-3の名称が廃止され、後継モデルにはCX-20という新しい名称が付けられるのではないかという噂があったが、現在ではCX-3という名称を維持することが濃厚となっている。
SUVが市場にあふれている今、CX-30に加えて新型CX-3を投入することは、一見過剰に見えるが、この戦略は理にかなっている。なぜなら、CX-30のプレミアム価格ではなく、より手頃な価格帯のSUVが欲しい顧客がかなりいると見られるからだ。





