

それまでの『No.19 トヨタ プリウス』に代わり、2026年6月の第3土曜日に『トミカ』に加わったのが、『No.19 ホンダ Super-ONE』です。

Super-ONE(スーパーワン)は、本田技研工業(以下、ホンダ)が2026年に投入した新型コンパクトBEV(純電気自動車)で、軽自動車のN-ONEのEV版であるN-ONE e:をベースに開発されました。単なる電気自動車ではなく、“日常移動を高揚感ある体験へ変える”ことをテーマに開発されています。

グランドコンセプトには「e: Dash BOOSTER」を掲げ、ベースとなったN-ONE e:から車幅を拡大した専用シャシーを採用しています。軽自動車の枠を超える存在として、“Super”と“Hondaならではの唯一無二”を意味する“One”を組み合わせたネーミングにも、強い個性と走りへのこだわりが込められています。環境性能や扱いやすさを備えながらも、EV特有の静粛性だけに頼らず、ドライバーの感情を刺激する“FUN EV”として仕立てられている点が大きな特徴です。

外観デザインは、小さなボディながら非常に力強い印象を持っています。丸みを帯びた親しみやすいフォルムを残しつつ、スポーティさを前面に押し出したデザインは、かつてのホンダ製ホットハッチを思わせる雰囲気も漂わせています。ワイドタイヤを包み込むブリスターフェンダーによって低く構えたスタンスが演出され、コンパクトカー離れした迫力が実現されています。さらに専用設計のエアロダイナミクスによって、フロントとリヤのエアダクトを効果的に機能させることで、空力性能と機能美を両立しています。


インテリアでは、ブルーをアクセントにした左右非対称デザインの専用スポーツシートが採用され、遊び心と特別感を演出されています。水平基調のインパネは視界を広く取り、ドライバーが運転に集中しやすいレイアウトになっています。また、9インチのHonda CONNECTディスプレイが標準装備されており、GoogleマップなどのGoogle系サービスとも連携可能です。スマートフォンとの親和性も高く、日常でのデジタル利便性を強く意識した仕様となっています。さらにLEDライト類を全面採用するなど、先進的な装備内容も特徴となっています。加えて、荷室には13.1Lサブウーファーを含む8スピーカー構成のBOSEプレミアムサウンドシステムが標準装備されており、コンパクトモデルとしては異例ともいえる本格オーディオ環境が実現、視覚だけでなく聴覚でも高揚感を演出する仕上がりとなっています。

パワーユニットにはEV専用モーターを搭載し、コンパクトEVならではの軽快なレスポンスを追求しています。さらに“Boost Mode(ブーストモード)”と呼ばれる専用機能によって、一時的に出力を高める演出も用意されています。単純に加速性能を高めるだけではなく、メーター表示の変化やサウンド演出、さらにはシフトショックを模した振動まで組み合わせることで、まるで内燃機関車(ガソリンエンジン車)を操るような感覚を再現している点が特徴です。擬似7速トランスミッション的な演出も盛り込まれており、EVでありながら“操る楽しさ”を重視したセッティングが施されています。また、タイヤサイズもコンパクトEVとしてはかなりスポーティな設定の185/55R15で、これもSuper-ONEが単なる移動手段ではなく、“毎日乗りたくなる道具”として作り込まれていることを象徴する点と言えるでしょう。

航続距離は1充電あたり274kmとされ、都市部での日常利用を中心に考えられたパッケージングとなっています。車重も比較的軽量に抑えられており、小型ボディと相まって俊敏な走りが期待できます。ホンダは近年、EV戦略を見直す動きを見せていますが、その中でもSuper-ONEは“走りの楽しさ”を重視した象徴的モデルとして位置づけられています。
使い勝手の面では、Aセグメントサイズならではの扱いやすさが魅力です。4ドアボディに4人乗りという実用的なパッケージを採用しつつ、日常の移動や買い物、都市部での取り回しを重視した設計となっています。

安全性能については、ホンダ最新世代EVとして基本性能を高めながら、日常域での安心感が重視されています。先述のように広い前方視界を確保する水平基調インパネや、安定感を高めるワイドトレッド化によって、運転時の安心感を向上させているのに加え、EV特有の低重心レイアウトも相まって、Super-ONEはコンパクトカーながら高い直進安定性とコーナリング性能を両立しています。また、Honda CONNECTを活用した各種コネクテッドサービスにも対応し、アップデート機能やサポート体制も充実しています。

ホンダはSuper-ONEを“刺激的なEV”として打ち出していますが、その土台には日常で安心して使える基本性能の高さがしっかり存在しています。従来のEVが重視してきた効率や静粛性だけではなく、「楽しい」「乗りたい」と感じさせる感性価値を前面に押し出した点こそ、このクルマ最大の魅力といえるでしょう。
『トミカ』の『No.19 ホンダ Super-ONE』は、このSuper-ONEの特徴的なスタイリングを上手く再現しており、その機能さえ感じさせるものとなっています。Super-ONEはワングレードなので、モデル化されているのはベースグレード、ボディカラーはイメージカラーのブーストバイオレット・パール&ブラックです。楽しく走れるEVへの進化を予感させるこの1台、ぜひコレクションに加えてみてください。
■Honda Super-ONE主要諸元
全長×全幅×全高(mm):3580×1575×1615
ホイールベース(mm):2520
トレッド(前後・mm) :1345
車両重量(kg):1090
モーター型式:MCF7型 交流同期式
モーター最高出力:70kW(95ps)
モーター最大トルク:162Nm(16.5kgm)
トランスミッション:電気式CVT
サスペンション(前後):ストラット/ リジッド
ブレーキ(前/後) :ディスク/ ドラム
タイヤ:(前後):185/55R15 82V
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2026年6月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.19 トヨタ プリウス』に代わって『No.19 ホンダ Super-ONE』が登場します。なお、『No.19 ホンダ Super-ONE』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.57 アート引越センター トラック』に代わって『No.57 化石運搬車』が登場します。
