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今日は何の日?■世界最小の1Lディーゼル搭載のシャレード・ディーゼルターボ

1984年(昭和59)年8月23日、ダイハツは前年にデビューした2代目「シャレード」で設定された世界最小の1.0L直列3気筒ディーゼル搭載「シャレード・ディーゼル」に、ターボを装着した「シャレード・ディーゼルターボ」を発表した(発売は9月1日)。
世界初の直列3気筒エンジンを搭載した初代シャレード
1977年11月、ダイハツはリッターカー「シャレード」を発売した。

1.0Lエンジンながら、1.3Lクラスの小型車に匹敵する性能と室内空間、軽自動車並みの燃費を達成することを目標に開発。当初は4ドアハッチバックのみだったが、翌年にはハッチバッククーペも追加。コンパクトながら、タイヤを極力隅に追いやり、乗員すべてをホイールベースの中に収めて十分な室内空間が確保された。

注目のパワートレーンは、乗用車としては世界初となる1.0L 3気筒4ストロークエンジンで、最高出力55ps/最大トルク7.8kgmを発揮する1.0L 直3 SOHCエンジンと、4速/5速MTの組み合わせ、駆動方式はFFである。3気筒エンジン特有の振動については、バランスシャフトなどの技術によって改善した。
1.0Lエンジンながら、シャレードの車重は630~660kgと非常に軽量だったので、燃費の良さとともに軽快な走りが自慢だった。優れた走りをアピールするため海外ラリーにも積極的に挑戦し、1981年にはモンテカルロ・ラリーでクラス優勝を飾る活躍を見せた。

車両価格は、65.3万~79.8万円。当時の大卒初任給は9.6万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約156万~191万円に相当する。1970年代は、1973年のオイルショックや排ガス規制の影響で省エネブームが続いており、燃費の良かったリッターカーのシャレードは、ダイハツ久々のヒットとなった。
2代目で世界最小のディーゼルエンジン搭載した2代目シャレード

1983年1月、シャレードは初めてのモデルチェンジで2代目に移行した。ワールドベーシックカーを目指し、大人4人がゆったりくつろげる室内空間やハイウェイを快適に走行できる、街中で運転しやすい、低燃費を開発ターゲットとした。

スタイリングは、クリーンな直線基調のボクシーなデザインで、イタリアのコンパクトカー風に変貌した。パーソナル感覚の3ドアハッチバックと使い勝手のいい5ドアハッチバックが用意され、標準ルーフの他にドルフィントップと名付けられたハイルーフも選べた。

ガソリンエンジンは、先代から受け継いだ最高出力55ps/最大トルク7.8kgmの1.0L 直3 SOHCの3気筒SOHCとそれを高性能化した60ps/8.2kgmのエンジン。加えて、世界最小の乗用車ディーゼルエンジンで世界トップレベルの低燃費を実現した38ps/6.3kgmの1.0L 直3 SOHCディーゼルが加わった。トランスミッションは、4速/5速MTの組み合わせ、駆動方式はFFである。
車両価格は、ガソリン車が63.5万~89.8万円。ディーゼル車は、ガソリン車より7.5万円高額に設定された。単純計算では現在の価値でガソリン車が112万円~159万円、126万~172万円に相当する。
2代目シャレードにシャレード・ディーゼルターボを追加

3気筒1.0Lエンジンを搭載して低燃費が自慢だったシャレードだったが、1980年を迎える頃には日本市場はオイルショックや排ガス規制強化から解放され、DOHCやターボエンジンを搭載した高性能化時代が到来した。

シャレードも1983年9月に、まずガソリンエンジンの「シャレードターボ」を発売。そして1984年8月のこの日に、「シャレード・ディーゼルターボ」が発表され、9月から発売が始まった。

前年に発売された「シャレード・ディーゼル」をベースにターボを搭載した1.0L 直3 SOHCディーゼルターボは、最高出力50ps/最大トルク9.3kgm(←ベースのNA[自然吸気]は、38ps/6.3kgm)を発揮した。トランスミッションは、5速MTが組み合わされ、60km/h定地燃費は国内トップクラスの38km/L(←ベースのNAは、37.1km/L)へ向上した。
車両価格は、105.0万円(3ドア)/107.5万円(5ドア)に設定された。現在の価値で約179万円/183万円に相当する。
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ディーゼルエンジンでターボを装着すると出力が向上するだけでなく、排ガスや燃費も良化する。ターボで過給することで吸入(新規)空気が増えて、空気過剰率が増加(リーン化)できるので、局所的にリッチ(燃料が濃い)状態で発生するスモークの発生が抑えられ、また燃焼温度が低下するのでNOxも低減する。その結果、出力や排ガス、燃費も改善するのだ。最近の乗用車ディーゼルは、ほぼすべて過給ディーゼルである。
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