
もしもE51にNISMO仕様があったなら?
「知らない人が見たら普通の純正仕様。でも、わかる人が見たら『なんでこの組み合わせがあるの?』って思う。そんなカスタムが好きなんです」
そう話すのは、2005年式E51エルグランドに乗るタクト type LDさん。約16年前、2人目の子供が生まれるタイミングで、当時乗っていたアベニールから乗り換えた。新車も検討したが予算的に難しく、中古の中期型を購入したという。
以前から純正パーツの流用を得意としていたタクトさん。アベニール時代も、異なるグレードのエアロや内装を組み合わせるなど、知る人ぞ知る仕様を楽しんできた。そのこだわりは、エルグランドでも健在だ。
カスタムのコンセプトは「もしも日産がE51エルグランドNISMOを発売していたら?」。当時NISMOからE51用のエアロパーツは販売されていたものの、完成車としてのNISMO仕様は存在しなかった。そこで、NISMOのエアロをベースに、純正流用とワンオフ加工を駆使して理想の1台を作り上げた。
フロントバンパーはNISMOを加工し、左右にダクトを新設してデイライトを組み込み、下部にはワンオフのフラップを追加。牽引フックも飾りではなく、車体側にしっかり固定した本格的な仕様だ。
リアもNISMOのバンパーをベースに加工。Z34用バックフォグを埋め込み、ディフューザー風の造形に仕上げている。テールランプはライダー純正、ルーフスポイラーもライダー用オプションを流用。異なる仕様のパーツを組み合わせながら、まるでメーカー純正の特別仕様車のような統一感を演出している。

Z34の純正ブレーキを新品で投入
足元には20インチのSSRプロフェッサーSP3を装着。ラグジュアリーな雰囲気とスポーティさを両立させたかったというタクトさんがたどり着いたホイールだ。
そして、その奥から存在感を放つ赤いキャリパーにも注目。なんとZ34フェアレディZ用の純正ブレーキを前後セットで流用している。
「Z34が出た頃、赤いキャリパーの設定が追加された瞬間に、これだ! と思って。すぐに日産部販へ問い合わせて、新品で注文しました」
当時は部品番号すらすぐに確認できず、自ら調べて取り寄せたというから、その熱意には驚かされる。
現在は最新の日産車にも乗るタクトさんだが、E51を手放すつもりはないという。
「今のクルマは静かで快適です。でも、自分はエンジンを感じながら走りたいんですよ。エルグランドはV6エンジンが主役。そこが好きなんです」
特にこだわるのが、V6エンジンとFRベースのプラットフォームという組み合わせ。E52ではFFへと変更されたこともあり、タクトさんにとってE51は特別な存在なのだ。
「エンジンがあってこそのエルグランド。FRベースでV6を積んだ、このコンセプトが好きなんです。だから絶対に手放したくないですね」
今では新たなカスタムよりも、良好な状態を維持することを優先。16年間付き合ってきた愛車には、流行や新しさだけでは語れない魅力がある。







SPECIFICATON
⚫️ホイール:SSR・プロフェッサーSP3(F20×9.0+38、R20×10.0+38) ⚫️タイヤ:グッドイヤー(245/35) ⚫️外装:F/S/R=NISMO加工、グリル=ハイウェイスター後期純正、テールランプ=ライダー純正、ウイング=ライダー用オプション ⚫️足まわり:車高調=RS-R ⚫️チューニング:マフラー=RS-R+カキモト改、ブレーキ=フェアレディZ(34)純正
【歴代エルグランド合同オフ会 in 新潟】

開催日:2026年10月4日(日)
開催場所:きらら西公園イベント広場
