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BMW 5Series

一昔前の7シリーズ並みのサイズになった現行5シリーズ

現行BMW5シリーズ
現行BMW5シリーズ

「3シリーズ」とともにBMWの基幹モデルとしてブランドを支えてきた「5シリーズ」(セダン)は、2023年5月に日本導入された現行型「G60」型で8代目を数える。導入記念モデルである「THE FIRST EDITION」が投入されたガソリン車と同時にBEVの「i5」も上陸している。

現行5シリーズのフロントマスク

カタログモデルは、同年7月に発表、発売された。全長5060mm×全幅1900mm×全高1515mmという堂々たる大きさが目を惹く。2009年3月に上陸したF01型「7シリーズ」の全長5070mm×全幅1900mm×全高1475mmと比べても全高をのぞき大差はない。かつての7シリーズ並みのサイズ感になったわけだ。

内燃機関(ICE)は48Vマイルドハイブリッド化

現行5シリーズの走行シーン
現行5シリーズの走行シーン

現行5シリーズは、ガソリン、ディーゼルともに48Vマイルドハイブリッド化されている。「BMW 523i」は、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボを搭載し、システムトータル最高出力190PS(140kW)、システムトータル最大トルク310Nmを発揮する。

2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボを積む4WDの「BMW 523d xDrive」は、システムトータル最高出力が197PS(145kW)、システムトータル最大トルクは400Nm。

こちらはロングホイールベースモデル
こちらはロングホイールベースモデル

2023年11月には、ディーゼルエンジン(xDrive)にも「BMW 523d xDrive THE FIRST EDITION」が追加された。さらに2025年4月にロングホイールベースモデルの「BMW 525Li Exclusive M Sport」を設定(EVのi5にもロングホイールベースモデルを用意)。ロングホイールベースモデルは、通常モデルよりも全長が115mm長くなり5175mmに、ホイールベースも110mm延びて3105mmに達し、ショーファードリブンとしてのニーズも満たしている。

日本登場時から約45万円アップ

現行BMW5シリーズのインパネ

加えて、2024年4月にはガソリンエンジン車(ディーゼル車は非対応)向けに「My BMWアプリ」から遠隔でエンジンを始動し、乗車前に快適な車内温度にしておける「リモートエンジンスタート」を追加している。日本導入時のカタログモデル(通常モデルのショートホイールベース)は、車両本体価格798万円の「BMW 523i Exclusive」、868万円の「BMW 523i M Sport」、918万円の「BMW 523d xDrive M Sport」というラインナップだった。

現行BMW5シリーズ
現行BMW5シリーズ

2026年10月下旬現在、通常モデルのラインナップは変わっていないものの、「523i Exclusive」は842万円、「523i M Sport」は915万円、「523d xDrive M Sport」は966万円と45万円前後値上がりしている。

「523i Exclusive」と「523i M Sport」の装備差をチェック

ICEとEVを設定するBMW5シリーズ
ICEとEVを設定するBMW5シリーズ

今回は、同じ2.0リッターガソリンエンジンを積む「523i Exclusive」と「523i M Sport」を比べてみた。価格差は73万円だ。グレード名のとおり、前者は上質感やエレガントさ、後者はお馴染みのスポーティ仕様になる。

衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール(ACC)はもちろん、「高速道路渋滞時ハンズオフアシスト」や、「ステアリング&レーンコントロールアシスト」、「レーンディパーチャーウォーニング」、自動駐車機能である「パーキングアシストプロフェッショナル」、「BMWドライブレコーダー(4方向車載カメラ)」などの先進安全装備は、全車標準となっている。

エクステリアは、「Exclusive」は標準デザインになる。「M Sport」は「M ハイグロスシャドーライン」が標準になるほか、セットオプションの「M スポーツパッケージプロ」を装着すれば、「M ライトシャドーライン」、「M ハイグロスシャドーラインエクステンドコンテンツ」、「M リヤスポイラー」などの加飾、パーツが加わり、一気にスポーティになる。

現行BMW5シリーズ
現行BMW5シリーズ

足元は「Exclusive」が「Yスポークスタイリング(932)」の18インチアルミホイールが標準になり、タイヤサイズは225/55R18。オプションで19インチ、20インチまで選択できる。一方の「M Sport」は、19インチの「Mエアロダイナミックホイール(936M)」が標準で、タイヤサイズは245/45R19が標準。オプションでは20インチ、21インチまで選択可能だ。

インテリアは、12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチワイドコントロールディスプレイからなる「BMWライブコックピットプロフェッショナル」が全車標準になるほか、カーナビやスマホのワイヤレス充電なども全車に標準化されている。

センターディスプレイの操作イメージ
センターディスプレイの操作イメージ

主な違いは、「Exclusive」が標準仕様のステアリング、ルーフライニングになるのに対し、「M Sport」は「Mスポーツステアリング」、「Mアンソラジットルーフライニング」になる点で、外観と同様にスポーティムードが高まる。両グレードともに、フロントスポーツシートになるのは同じだが、「M Sport」は「Mシートベルト」になり、これだけでも雰囲気が変わる。

また、「Exclusive」は、「スピーカーシステム(100W/6スピーカー)」が標準になり、「M Sport」は「HiFiスピーカーシステム harman/kardon(205W/12スピーカー)」が標準で、より高音質サウンドを享受できるのも魅力だろう。

パッケージオプションの選択肢も異なる

現行5シリーズのフロントシート

そのほか、パッケージオプションの選択肢も「M Sport」の方が豊富だ。「Exclusive」は30万6000円の「プラスパッケージ」、43万8000円の「コンフォートドライビングパッケージ」を設定する。「プラスパッケージ」には、「19インチ エアロダイナミックホイール934 バイカラー」、「クラフテッドクリスタルフィニッシュ」、「トラベル&コンフォートシステム」が含まれている。

「M Sport」は、37万9000円の「コンフォートドライビングパッケージ」をはじめ、53万4000円の「エクスクルーシブメリノレザーパッケージ」、先述した17万8000円の「Mスポーツパッケージプロ」も選択できる。

こちらはロングホイールベースモデルのリヤシート
こちらはロングホイールベースモデルのリヤシート

「アダプティブサスペンション」や「インテグレイテッドアクティブステアリング」などを含めた「コンフォートドライビングパッケージ」は、両モデルともに選択できる一方で、フロントの「アクティブベンチレーションシート」と「コンフォートシート」、「BMW Individualレザーメリノ」、「BMW Individualフルレザーメリノ」は、「M Sport」でのみ選択可能になる。

つまり、スポーティな内外装を維持したまま、より快適で上質なインテリアまで望むのであれば「M Sport」が選択肢となる。逆に、現行5シリーズの先進安全装備や走りをより手軽な価格で享受するのであれば「Exclusive」でも必要十分と感じるはずだ。

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