Q. サーキットを初めて走るときの注意点は?

A. 安全にスピードを出せるが
視界が広いので公道の半分くらいの速度感覚になる

Part2 講師 織戸 学
1968年生まれ 千葉県出身 1990年、雑誌主催のドリフト大会で初代チャンピオン獲得。以降、ドリフト、レースで活躍。スキルに関係なく、クルマ好きが楽しめるイベントを精力的に開催。オリジナルパーツなどもプロデュース。

サーキットは愛車の性能を楽しむには、とても安全なところです。

富士スピードウェイのレーシングコースはエスケープゾーンが広く、開放感もあって、気持ちよく走ることができます。

ただ、サーキット走行が初めての人は、ここが非日常の世界という事実を、しっかり認識してください。

普段、皆さんは高速道路を100km/h前後の速度で走っているはずです。クルマの流れから、何となく100km/hの速さがわかります。それなりのスピード感もあります。

富士スピードウェイは、国際サーキットです。コース幅があり視界が広いので100km/hが50km/h、高速道路の半分程度のスピード感になり、ゆっくり進んでいるように錯覚します。ストレートではスピード感がズレても、まだ運転には余裕が持てます。

ヒヤリとして我に返るのは、コーナーでブレーキやハンドルを操作したときです。クルマがあらぬ方向に行ったり、経験したことのないロールをしたりする。自身が対処できると思っていたスピードより、遥か上の領域に進んでいたわけです。

まずはストリートとのスピード感の違いを、イメージしましょう。

走行前の準備

まずは受け付け。自身のエントリーを確認。車両に貼るゼッケン、計測器も受け取る。

タイム計測器(トランスポンダー)は、コースに埋め込まれた磁気を拾うタイプがほとんど。車両の指定場所に確実に取り付ける。走行後は返却。

ゼッケンは富士のコントロールセンターから確認できる位置、右側の運転席ドアに貼る。粘着力のあるテープできちんと貼らないと、走行中に剥がれる。

走行前、タイヤが冷えている状態で空気圧をゲージで確認。最初はむやみに抜いたり、足したりせずに、まずは自動車メーカーの指定値に合わせて走ってみる。

車両には高い負荷が掛かる。十字レンチやインパクトレンチでホイールナットを締めたあと、安全のためにトルクレンチで規定トルクを掛ける。


次回 ドラテクQ&A Part2-② サーキットで振られる旗の意味は?

11月3日 19:10~配信予定


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