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2月28日発売『ManiaxCars』Vol.04にて トヨタ直列6気筒の名機、1G系エンジン乗り比べ!

  • 2019/02/15
  • HYPER REV編集部 廣嶋 健太郎
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1Gシリーズ一発目のシングルカム仕様、1G-EU。1980年代に入ってから登場した新世代エンジンなのに、吸排気がまさかのターンフローってとこが軽くショック(笑)。

1980年から2008年まで、30年近く生産されたトヨタ1G系エンジン。
ただいま(ひとりで、笑)鋭意製作中!! の『ManiaxCars』Vol.04では、
『6発MTのススメ』なんつう巻頭特集を予定してるんだけど、
ちょっと変態なトヨタの6発MTっていうと必然的に1G系が多くなるわけで…。

 トヨタの2ℓクラスを支えてきたエンジンと言えば1Gシリーズ。

 60年代に設計されたそれまでの旧いM型シリーズに代わる基幹エンジンとしてラインアップされたけど、排気量は2ℓのみの設定だった。

 なもんで、細かいことを言えばM型と3M型(2ℓのシングルカムとツインカム)の後継エンジンが、ボア×ストロークも同じΦ75.0×75.0mmとなる1Gで、2.6ℓの4M型、2.8ℓの5M型、3ℓの6M/7M型は1JZ/2JZが跡を継いだと考えるのがスッキリする。

トヨタ初の4バルブ直6ツインカムとして登場した1G-GEU。カムカバーに彫られた“TWINCAM24”の文字の色によって、通称青ヘッドの前期型と赤ヘッドの後期型が存在する。

 ちなみに、1Gシリーズ登場後も車種によってはターボ付きのM-TEUを搭載するグレードが残ってたりして、それまでのM型が全部スパッと1G型に切り替わったわけじゃない。

 1G型とM型は80年代前半に併売されてた時期があって、たとえばZ10ソアラやA60セリカXXなんかがそれに該当する。

 1G-GEUを載せた“GT”とともに、Z10ソアラなら”VRターボ”、A60セリカXXなら“Gターボ”とか”Sターボ”なんてグレードがあったことを覚えてるひともきっと多いでしょ?

「あぁ、あったあった…懐かしい!!」とか思ったひとは、自分がすっかりオッサンだという自覚をちゃんと持ってほしいと思う(笑)。


タイミングベルトで吸気側カムを駆動し、そこからシザーズギヤで排気側カムを回すハイメカツインカム採用の1G-FE。トヨタではこれをツインカムと呼ばず、単に“24バルブ”と表記してたりする。ヘッドがえらくコンパクト!

 1G-EUに1G-GEUの前期型と後期型、そのツインターボ仕様1G-GTEにスーパーチャージャー仕様1G-GZE、ハイメカツインカム化が図られた1G-FE、さらに吸気側カムに可変バルタイ機構が採用された1G-FEのVVT-i仕様…と、これだけで7タイプが存在。

 さらに、一般ユーザーにはあんまりなじみがないと思うけど、クラウンバン専用の1G-EJとか、130クラウンのタクシーに搭載された1G-GPとか、そのEFI-LP仕様の1G-GPEとかもあったりする。

最終進化バージョンといえる、吸気側カムに連続可変バルタイ機構が与えられた1G-FE VVT-i仕様。レギュラーガソリンを使いながら圧縮比は10.0:1に設定され、ツイン触媒で排ガスのクリーン化なども実現している。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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