MotorFan[モーターファン]

ニューモデル、テクノロジーからインプレッションまで、クルマと人生を楽しむニュースサイト

  • 2019/02/22
  • GENROQ編集部

セリカXXがスープラに! 国によって名前が変えられたクルマたち

このエントリーをはてなブックマークに追加
初代スープラの日本での名前は、セリカXXだったことはご存知でしょうか。クルマの名前は国によって異なる様々な状況を考慮しなくてはいけないのですね。スープラ以外にもあった、国よって名前が異なるクルマをピックアップしてみましょう。

 17年振りに復活したスープラが話題ですが、初代スープラの誕生は今から41年前の1978年。スペシャリティカーとして人気だったセリカをベースに、直列6気筒エンジンを搭載した高級クーペとして誕生しました。しかし、当時の名前はセリカXX。人気のセリカの名前に高級そう(に感じる)Xを二つ付けたのでしょう。ところが、輸出先の北米ではスープラという名に変更されたのです。

 その理由はアメリカでは成人向け映画などの過激度ランクをXの数で表現していたからなのですね。XXは今で言うところの「R18」という感じでしょうか。おそらく当時のトヨタは輸出先の事情をよく調査せずに名前を決めていたのでしょう。今では考えられない話です。

初代日産マーチ

 このようにクルマの名前が国によって異なることはよくあります。日産のコンパクトカー、マーチはヨーロッパなどではマイクラという名前で販売されています。これはイギリスのレーシングコンストラクター、マーチ社との混同を避けるためだったと言われています。

 1982年に登場したマーチの名前は一般公募の中から選ばれたものですが、選考時にはそこまで考慮していなかったのですね。

欧州仕様のルノー・クリオ

 同じような例はルノー・ルーテシアです。このクルマは日本以外ではクリオという名前ですが、日本ではホンダの販売チャンネルとしてホンダ・クリオがあったので、ルーテシアという名前に変更されました。今はホンダ・クリオも無くなってしまいましたが、ルーテシアの名前はそのまま引き継がれています。

初代日産デュアリス

 面白いのは日産デュアリス。日本ではもう販売されていませんが、このクルマは海外ではキャシュカイという名前です。なぜ日本では名前を変えたのかというと「キャッシュ(現金)かい?」と聞こえるからだそうです。もともと世界戦略車として開発されたクルマなので、キャシュカイという名前が先に付けられ、日本導入の際に「さあ、どうしよう」となったのではないでしょうか。

 最近はグローバル展開するクルマはそれを見越して開発するので、名前も最初からワールドワイドで使えるものが付けられることがほとんどです。時代の流れですから当然ですが、こういうエピソードがなくなるのは寂しくもありますね。

自動車業界の最新情報をお届けします!

大車林

大車林

基礎原理から最新技術、産業、環境、行政、モータースポーツ、デザインまで、クルマ社会をキーワードで理解する自動車総合情報・専門用語事典『大車林』の検索サービスです。

キーワードを検索
注目のキーワード
FF
エンジンを前部へ車載して、前輪を駆動するクルマ。FF車はFR車に比べ、滑りやすい...
トラクション
駆動輪と路面間で生じる駆動力をいう。この力は駆動輪軸重、トルクとタイヤと、路...
バキュームプレーティング
真空蒸着。真空状態下で金属(通常はアルミニウム)を蒸発させて、ベースコートを塗...

カーライフに関するサービス

ランキング

もっと見る