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三菱デリカD:5をホンダ・ステップワゴン、スバル・フォレスター、ランドローバー・ディスカバリースポーツと徹底比較!〈コクピット/シート/ラゲッジスペース/スペックetc……〉

  • 2019/03/27
  • ニューモデル速報
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ミニバンでありながら、本格派SUVでもあるという不思議な立ち位置を確立している三菱デリカD:5。だから何がライバルかを絞るのも難しい。今回はミニバンのステップワゴン、そしてSUVのフォレスターとディスカバリスポーツを俎上に乗せ、エンジン、インテリア、スペックなどを横比較してみたい。
※ミラーto ミラー、シート高、ラゲッジスペース内寸法の数値は編集部調べのもの。

REPORT●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)(身長:173㎝)

DELICA D:5 P

全長と全高は四車の中で最も大きく、デリカD:5らしいスクエアデザインとタフな存在感は健在。 最低地上高も185㎜確保され、オフロードの走破性を重視していることにも変わりはない。

全高:1875mm
全長:4800mm
ホイールベース:2850mm
全幅:1795mm
ミラー to ミラー:2110mm
荷室開口高:620mm

高品質なマテリアルを採用し、室内の上質感を向上。10.1型の大型純正ナビや視認性に優れたハイコントラストメーターが備わるほか、「P」にはマルチアラウンドモニターも標準装備。ユーティリティも確実にレベルアップしている。

リヤシート高 870㎜
フロントシート高 820〜870㎜

機能的なファブリックシートを標準装備。2列目席、3列目席ともにスライド機構が備わり、乗車人数や荷物に応じてスペースをアレンジすることが可能。3列目席の実用性も高い。

後席格納時:最小幅 1110mm 最大奥行き 1600mm
通常時:高さ 1130mm 通常時奥行き 430mm

3列目席を前方にスライドさせれば、奥行きは最大550㎜まで拡大可能。荷室側面への跳ね上げ格納を利用し、2列目席を前方にスライドさせれば、さらに広大な奥行きも確保できる。

STEPWGN SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING

ボディ形状やサイズはデリカD:5と近いが、最低地上高は155㎜と低く、悪路走破性は考慮されていない。逆に室内のスペース効率は極限まで高められており、広大な空間が用意されている。

全高:1840mm
全長:4760mm
ホイールベース:2890mm
全幅:1695mm
ミラー to ミラー:2030mm
荷室開口高:360mm

オンダッシュメーターやピアノブラック調加飾で先進性を表現。便利な収納類も多数備わる。グレード別に左右独立かトリプルゾーンのフルオートエアコンが標準装備され、Hondaインターナビはメーカーオプションとして設定。

リヤシート高 760㎜
フロントシート高 720〜760㎜

一部グレードに8人乗りもオプション設定されるが、2列目席にキャプテンシートを備える7人乗りが基本。3列目席は床下格納を採用するため、シート自体はデリカD:5と比べて小さい。

後席格納時:最小幅 1000mm 最大奥行き 1460mm
通常時:高さ 1270mm 通常時奥行き 450mm

開口高が低く、自転車などの大きな荷物も積み降ろしが楽。3列目席は左右分割で床下へ格納することが可能で、2列目席も前方にスライドさせれば、広大でフラットな荷室を実現できる。

FORESTER X-BREAK

SUVとしては、よりオーソドックスなボディ形状で、デリカD:5と比べるとひと回り小さい。最低地上高は220㎜と大きく、オフロード性能にも長けるが、乗車定員は5名となる。

全高:1730mm
全長:4625mm
ホイールベース:2670mm
全幅:1815mm
ミラー to ミラー:2070mm
荷室開口高:700mm

左右対称を基本としたシンプルかつ機能的なデザインを採用。「X-BREAK」にはレッドオレンジの加飾が加わり、溌剌とした印象に。空調は左右独立フルオートエアコンが標準装備で、ナビは販売店オプションとして設定される。

リヤシート 高720㎜
フロントシート高 650〜700㎜

四車の中で唯一サードシートを備えない5人乗りで、「X-BREAK」には専用の撥水ファブリック/合成皮革シートが標準装備される。後席空間は広く、シートにはリクライニング機構が備わるため、ゆったりとした姿勢を取ることもできる。

後席格納時:最小幅 1060mm 最大奥行き 1880mm
通常時:高さ 810mm 通常時奥行き 910mm

サードシートを備えないためフロアの奥行きが広く、とても実用的。後席は6対4分割可倒式で、ワンタッチフォールディング機構も備える。「X-BREAK」はさらに撥水カーゴフロアも装備。

DISCOVERY SPORT HSE Luxury

全長は四車の中で最も短いが、ホイールベースはフォレスターより長く、サードシート用のキャパシティを備える。最低地上高は210㎜と高め、アプローチアングルは23.4°。

全高:1725mm
全長:4610mm
ホイールベース:2740mm
全幅:1895mm
ミラー to ミラー:2160mm
荷室開口高:730mm

上質なトリムが随所に散りばめられ、ダイヤル式のシフトレセレクターなど、ユーティリティも独特。空調はグレード別に左右同時調整かデュアルゾーンのフルオートエアコンが備わり、10.2インチのナビは全車に標準装備される。

リヤシート高 750㎜
フロントシート高 670〜730㎜

「Pure」を除くグレードにサードシートをオプション設定。ただし、広さや実用性はデリカD:5には及ばない。「Pure」を除いて2列目席にはスライドとリクライニング機構が備わる。

後席格納時:最小幅 1130mm 最大奥行き 1860mm
通常時:高さ 800mm 通常時奥行き 200mm

サードシート装着車の奥行きは約200㎜だが、シートを格納すれば930㎜となる。2列目席は「Pure」を除いてスライドさせることも可能。その場合の奥行きは約1100㎜となる。

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