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“雨の日に安心して、ストレスのない運転ができるタイヤ”とはなにかを実体験できる”実証!ウェット性能「a」体感試乗会”をヨコハマタイヤが全国で展開中 【MFフェスタ ブースレポート】ウェットグリップ性能「a」認定のYOKOHAMA「BluEarth-GT AE51」を放水車が水をまき散らした路面で試してみた

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【メニューその1】急制動では安心感が違う

 “急制動メニュー”は、所定の場所からフル加速し指定の場所でフルブレーキングするというもの。ブレーキペダルを力の限り踏み込み、足先のコントロールなしでABSを効かしながら停車させる。
 
 ウェットグリップ性能「c」の「BluEarth AE-01F」は、ゴツゴツした感じで制動するといった印象。路面への食いつき感はあるものの、いつグリップを失うのかという不安を感じさせるものだった。

 一方、ウェットグリップ性能「a」の「BluEarth-GT AE51」は、“しななやかにグイッ”と食いつく感じで、ABSが解除された瞬間ではなめらかにグリップを取り戻すような感触だった。ウェット路面上でのテストという感じではなく、ドライ路面上でテストをしているかのようなナチュラルなタイヤの食いつき方をしているという印象を得た。

【メニューその2】定常円旋回ではグリップしているという安心感

“定常円旋回メニュー”では、指定速度(今回は40km/h)で2周まわって、グリップ力を試すというもの。強烈な横Gはないにせよ、それなりの横Gを感じながらタイヤの様子をうかがってみる。

 ウェットグリップ性能「c」の「BluEarth AE-01F」は、“制動力メニュー”と同じ印象。もちろん滑り出すということはなかったが、無理矢理グリップさせている感があり、ゴツゴツしたタイヤノイズが“不安感”という文字を頭の中に浮かび上がらせる。

 一方、ウェットグリップ性能「a」の「BluEarth-GT AE51」は、ウェット路面とは思えないグリップ力を発揮。大げさにいえば、ドライ路面と同じ感覚。路面にしっかりグリップし、ほどよくサスペンションの伸縮が行われ荷重移動がスムーズに行われているという安心感が得られた。体感試乗会ということもありマージンをとった速度域ではあるとはいえ、適正ともいえる車両の動きをもたらすグリップ性能の高さに、ウェットグリップ性能「c」の「BluEarth AE-01F」との性能差を大きく感じた。

国内メーカーとしては初となるKカー用サイズも用意

路面温度変化によってグリップ力が左右されるタイヤ。ウェットグリップ性能「a」の「BluEarth-GT AE51(写真左から2番目」のグリップ力の高さは、ゴム質を柔らかくしてというものではなく、40年以上積み重ねられた独自の「シリカ」配合技術によって実現。摩耗が特に早いといったこともなく、また、ウェットグリップ性能を高めるためにそのほかの性能を犠牲にしているわけでもない。スポーツモデルから低燃費車、Kカーまでカバーしており、いわば、通常のタイヤにウェットグリップ性能を+αしたというイメージだ。

 上記のレポートだと、ウェットグリップ性能「c」の「BluEarth AE-01F」が性能面で劣るのではという印象を受けられる向きも多いことだろう。勘違いをして欲しくないのは、“雨のヨコハマ”らしく、ウェットグリップ性能「c」モデルでもウェット路面でのグリップ性能は高いものがあるということ。

 ただ、比較対象のレベルが高すぎただけ。ウェットグリップ性能「a」の「BluEarth-GT AE51」は、ウェット路面時の運転でも安心感を得られると同時に、「楽しさ」も与えてくれる。「楽しさ」とは、ドライ路面と同じような感覚でクルマの挙動を感じられるといったら大げさか。とはいえ、助手席にいながらもドライビングプレジャーを得られたのは正直な感想。

「雨の日は、なにが起こるかわかりません。ちょっとした路面状況の変化でグリップを失うこともあります。その見えない危険を回避できるタイヤを、我々はご提供していきたいと考えています。“安心して曲がれる”“思った通りに停止できる”。そう思っていただけるタイヤをご提供できれば、雨の日でもストレスなく運転していただけると考えております」(ヨコハマタイヤ関係者)。

 レポーターが体験したことがどこまでお伝えできたのかという不安もあるが、“百聞は一見に如かず”で、まずは体感してみることをオススメしたい。まったくの個人的な乱暴な意見で恐縮だが、“ウンチク”はこの際おいといて、この体感試乗会は、“楽しい”のひと言。また、改めて、タイヤとはないか、ということを改めて教えてくれたような気がした。

写真中央が、ウェットグリップ性能「a」の「BluEarth-GT AE51」。イン側は乗り心地を、アウト側は操縦安定性を重視した新開発の高剛性・非対称パターンを採用している。なお、気になる価格はオープン価格のため具体的な数字を提示できないが、同レベルのモデルと同じ価格帯とのこと。いわば、”通常”のタイヤにウェットグリップ性能という付加が与えられていると考えればいいだろう。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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