サビはボディのフロアから除去すべし!【ベスパレストア計画】 【ベスパレストア計画】鉄ボディのスクーターはサビる。だからケミカルでがんばってみた……が!?
- 2020/11/03
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増田満
前回の記事からずいぶんと時間が経ってしまったが、1978年式ベスパP125Xのレストア作戦はしっかり継続中だ。今回は前に使って効果が認められたサビ取りケミカルで、腐食が激しいボディのフロアをキレイにしてみたい。
世の中新型ウイルスの話題で持ちきりだ。GoToキャンペーンで各地は賑わいを取り戻したかに見えるが、まだまだ油断はならない。濃厚接触を避けつつ趣味に没頭するなら、ガレージや車庫に籠もってレストアをするのがオススメだ。これなら誰にも迷惑をかけないし、趣味心を満たすことができる。というわけでもないが、ベスパP125Xを手に入れ分解を始めたところまで紹介した。それから時間が経ってしまったので「途中で断念したのだろう」なんて思われてしまったかもしれない。ところがどっこい、まだまだ作業を進めたいと思っている。
時間が空いてしまったのは、単に筆者の仕事が忙しくなってしまっただけのこと。コロナ禍で基本的にヒマだから、これから作業を再開したいと思う。ということでまずはボディのフロアからサビを落とさなければ先に進めない。そこで前回サビが見受けられたトランクに使って効果が認められたサビ取りケミカルを、フロアにも使ってみたいと思う。
そこでボディを台の上に載せて作業することにした。これなら椅子に座ったままでいられるから、腰にかかる負担は最小限で済むのだ。同じようなことをされるなら、台を用意することをオススメしたい。
塗装を剥がすためのケミカルもある。だがこれ、使った後は十分な水洗いが必要になる。今回使うケミカルも使用後は水洗いが欠かせないため、何度も水洗いしなければならないことになる。ということで塗装剥がしも人力で行うことにした。
剥がすといって難しいことはなく、ひたすらスクレーパーを使ってガシガシと塗装を剥がしていくだけだ。ただ時間と力は必要。また作業中に塗料の破片が飛び散るので、目を保護するためにゴーグルなどを着用するといいだろう。
右側はブレーキペダルの穴が空いていて、この周囲はサビがかなり激しい。鉄板がボロボロと取れてしまうのだ。また写真は剥がれた塗装を取った状態なのだが、こうしてみるとサビはフロアレールの下から浸食してきているとわかる。おそらく上からではなく下からの湿気によりフロアがサビ始め、フロアレールを留めているリベットの穴からサビが上まで進んできたのだろう。
もう1つ手元にあるネジザウルスリキッドはスプレータイプの泡状なので、下に垂れやすい。フロアの下側を処理するにはボディをひっくり返す必要があるため、垂れにくいケミカルをフロア上に、垂れやすいケミカルはフロア下に、それぞれ使おうという作戦だ。
サビアウトをフロア上に塗りたくったら、ボディをひっくり返してフロア下側を表にする。ドンガラになったボディは軽いので、一人でも持ち上げることが可能。ということで台座の上でボディをひっくり返すのだが、塗ってあるケミカルは酸性。あまり肌に良いものではないので、必ずビニールなどの手袋を着用しておこう。
台座の上で無事にひっくり返せたら、フロア下にはスプレータイプのネジザウルスリミッドをスプレーしまくる。すると、写真のようにサビが化学変化を起こして紫色に変色してくるはずだ。これは効果がありそうだと頬が緩んでくる。
写真が水洗いしたフロア上の状態。確かにサビが黒く化学変化していることは認められるものの、サビ内部の奥にはしっかり赤茶色の憎いやつが認められる。これはもしかしたらサビアウトを筆で薄く伸ばしたせいかもしれない。
その結果がこちらの写真。う〜ん、1回目とあまり大差ないような。ちなみに2度目の写真はエアを吹いてフロア上を乾燥させた状態。こう見ると、やはりサビの根を断つことはできていないと考えていいだろう。このまま放置すれば、サビがどんどん再発するはずだ。
そのままボディをひっくり返してフロア下を確認すると、なんと上より下の効果が劇的なように感じられるではないか! 以前にトランクで使った時はネジザウルスリキッドよりサビアウトの効果が大きく感じたものだが、今回は逆の結果になったようだ。
とはいえ、フロア上下ともにサビの芯が残った状態のままで今回はタイムアウトとなった。次回はさらなるサビ対策と同時に、穴が空いた個所を補修してみたいと思う。

【ベスパレストア計画】1978年式の古〜いスクーター、鉄サビを落とす!…ための準備が大変だった。
サビだらけなことが判明した我がベスパP125X。サビを撃退するため前回、サビ取りケミカルを実験してみた。その結果を踏まえ、...
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