一見ノーマル風だが、前後サスペンションを変更して車高をアップ。これにより優れたコーナリング性能を獲得している。

4Lモンキーのノスタルジックな雰囲気を活かす!

台形タンクを持つ4Lモンキーは、その後のモデルとは異なる独特のスタイルで人気を集める存在。カスタムベースにされることも多いが、この造形だけは変えたくない——そんな思いから、ノーマルルックのまましっかり走れる仕様へと仕立てた好例がこちらだ。

外装の変更は最小限。ミラーやウインカーを交換した程度で、主な手入れはエンジンと足まわりに集中している。純正6V電装は使えないため12V化を行い、エンジンはSP武川製ボアアップキットで106cc化。同時にミッションとクラッチも同社製の強化品へ変更し、弾けるようなパワーを獲得した。

タイヤもあえての8インチだが、しっかり強化済み!

走りを重視するため、車高はローダウンせずむしろアップ方向へ。フロントフォークはSP武川製テレスコピックタイプに、リヤショックはデイトナ製へ変更し、直線だけでなくコーナリングも楽しめる仕様としている。

ここまで手を入れるとアルミ削り出しスイングアームで主張したくなるところだが、あえてGクラフト製をブラック塗装し、ノーマル風に仕上げた。タイヤも大径化せず8インチをキープ。どこまでも4Lモンキーらしさを守っている。

ノーマル外装ながら印象が大きく異なるのはカラーリングの妙。CB風キャンディレッドで塗装しつつ、ミニトレイルではない珍しいストライプ仕様とした。

フロントフォーク変更後も灯火類やホーンは純正位置を維持。その裏にオイルクーラーを増設し、目立たないよう配慮している。
SP武川製テレスコピックフォークとアルミホイールを装着し、サポートを介してシフトアップ製ディスクブレーキ仕様へ変更。
OVERレーシング製マフラーに変更。ただし純正風ヒートガードを装着し、社外品らしさを抑えた。
アルミバフ仕上げのGクラフト製ノーマルルックスイングアームをあえてブラック塗装。デイトナ製ガスショックで走りを強化。

■撮影EVENT:第16回 モンキーミーティング in 多摩■開催地:東京サマーランド特設会場/■開催日:2024年4月28日(日)
※こちらの記事はモトチャンプ2024年9月号に掲載されたものです。