ポルシェが『911ダカール』の新型の開発に取り組んでいるという噂が初めて報じられてから1年以上が経過したが、ついにプロトタイプが氷点下の極寒の中でテストをする姿をカメラが捉えた。

先代の992ダカールは、2500台限定で2022年に発売されてすでに完売しており、2024年末で生産終了となっている。

今回捉えたプロトタイプのフロントバンパーには仮のガーニッシュが装着され、エアベント付きのフロントフードには黄色のライトユニットが取り付けられている。さらに詳しく見ると、頑丈なフロントリップスポイラーが確認できる。
リヤセクションには固定式リヤウイングではなく、標準モデルの展開式ウイングを使用しているようだが、これは開発がまだ進行中だからかもしれない。いずれにせよ、ダカールの力強いスタンスと高められた車高は紛れもない特徴だ。
インテリアには、より大きなアップデートが施されるものと思われる。他の992.2シリーズと同様に、新型ダカールもポルシェの最新デジタルメータークラスターと最新のインフォテインメントシステムを採用するものと予想される。また、従来のツイストキーではなく、スターターボタンが採用される可能性も高いが、GT3のように伝統を重んじるポルシェが、キースタートを残してくれることが期待される。
992.1のルーフラックはパウダーコーティングされたアルミニウム製だ。マットブラック仕上げで重量は28kg(62ポンド)のこのラックには、補助スポットライト、燃料タンク、ウォータータンク、折りたたみ式シャベル、トラクションボード、アウトドア用ダッフルバッグ、ストラップ、ホルダーが内蔵されている。
初代ダカールのパワートレインは、旧型カレラGTSのエンジンを流用し、最高出力480psを発揮していた。マイナーチェンジ後のGTSはハイブリッドアシスト付きの3.6L 水平対向6気筒エンジンを搭載し、550psを叩き出すため、昨年報じたように、新型ダカールのベースエンジンとしては当然と言える。もちろん四輪駆動は当然だが、これにはPDKトランスミッションも必須となるはずだ。
気になるのは、このプロトタイプにはハイブリッドテストカーによく見られる黄色の警告ステッカーが貼られていない点だ。ただし、これは必ずしも電動化されていないことを意味するわけではなく、ポルシェが今のところ情報を伏せているだけかもしれない。
注目の生産だが、やはり今回も限定販売になることを覚悟しなければならないだろう。











