先日、生産終了が間近に迫っているトヨタの『GRスープラ』が、ここへ来て米国市場で爆発的なセールスを記録していることをお伝えたが、今年の第1四半期には919台のスープラが販売されており、前年同期の421台から大幅に増加していることがわかった。

トヨタ スープラ ファイナルエディション

トヨタは昨年10月、初めて“GR”ブランドを冠した5代目スープラの生産を今年中に終了すると発表した。海外メディアではこの春にも生産が終了するという報道もあるが、この差し迫った生産終了が米国市場の購買意欲を刺激したようで、生産終了が目前に迫ったことで需要が急増し、3月と第1四半期全体の販​​売台数が急激に増加している。

トヨタ スープラ ファイナルエディション

数字を見ると、3月だけで357台が販売され、前年同月の179台のほぼ2倍、つまり99.4%増となっている。しかも、販売日数は1日少ないにもかかわらず…なのだ。

この現象は3月だけでなく、第1四半期全体ではトヨタは919台を販売しており、2025年第1四半期の421台から118.3%増加している。

昨年後半に発売された特別仕様車“ファイナルエディション”と通常モデルがそれぞれ何台ずつなのかは分析されていないが、特別仕様車がこの好調を後押ししている可能性は高い。GRスープラ ファイナルエディションは、2色の特別な新色に加え、トヨタのレーシングカーをイメージしたステッカーが貼られたGT4スタイルのグラフィックパッケージが付属する。

スープラ再フィーバーの裏で注目されるのは、これまで人気を博してきたGR86とプリウス、RAV4の動向だ。

GR86の販売台数は年初来で26.3%減、3月は47.2%減のわずか605台にまで落ち込んだ。プリウスも状況はさほど変わらず、昨年3月の7258台から今年は2941台へと激減し、第1四半期全体では41.5%減となっている。

ただし、トヨタブランドの強さは、ラインアップ全体が減少することはなく、伸びるモデルが多く存在することだ。スープラを始め、BZの販売台数は3月に149.1%増の4019台、カローラクロスは11.9%増の1万1709台、4ランナーは84.4%増の1万2380台となっている。

現在、次期型スープラに関しては、BMWとの協業ではなく、すでにトヨタの独自、あるいはマツダが関与して開発が進められている可能性があるとささやかれている。

次期型パワートレインは、スープラの伝統である直列6気筒と別れを告げ、現在開発中の新開発2.0L 直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載するものと予想されている。また、48Vマイルドハイブリッドシステムと組み合わせ、最高出力は400ps超えとなることも期待されている。

2026年3月の生産終了が噂されていたスープラだが、北米市場での人気再燃により、現世代の生産終了時期や、次期型登場のスケジュールにも影響を及ぼす可能性があるかもしれない。