ロングスイングアームや太いリヤタイヤによって、後ろ姿も強烈。ターボ化されたエンジンまわりと相まって、見るからに速そうなシルエットだ。

いつの時代もパワーは正義!

限られた排気量の中でモアパワーを求めるなら、ターボやスーパーチャージャーなど、過給機の装着もアリだ。排気量はそのままに、より多くの空気を吸わせることで爆発的なパワーが手に入る。

ただし4MINIでそれを実践する場合、適当なキットなどないから自作するしかない。そこでトモさんが考えたのは、スズキ製軽自動車のタービンを流用することだった。

タービンはスズキ4輪に広く使われるRHB31。エンジンからの排気は自作したゴールドのパイプ、マフラーへは黒いパイプで接続される。

ボディ左側に突き出したタービンは、見た目にもただ者ではない迫力。ターボ化によるパワーアップに備え、足周りにはKEP SPEED製ロングスイングアームも装着されている。

ANIMA190ccをベースにターボ化

小排気量に対して小さすぎるタービンでは容量不足だが、大きめのタービンならウェイストゲートで過給圧を調整すればいい。トモさんはターボ化するだけでなく、ベースエンジンから見直した。

ANIMA190ccエンジンをベースに、ターボ化へ対応する補機類を追加。オイルクーラーも装備し、ハイパワー仕様に必要な冷却性能を確保している。

エンジンは、デイトナが輸出向けに競技車用エンジンとして供給していたANIMA190ccをベースにする。キャブレターはCR33を組み合わせ、抜群のレスポンスと弾けるパワーを実現した。

タービンはスズキの四輪車に広く使われるRHB31。エンジンからの排気は自作したゴールドのパイプを通り、マフラーへは黒いパイプで接続される。

自作サージタンクと計器類も本気仕様

アルミ溶接で自作したサージタンクを装着。各部のパイピングも現物合わせで作られており、4MINIターボらしいワンオフ感が漂う。

ターボ化で重要になる吸気まわりも自作だ。アルミ溶接で製作したサージタンクには、2ストエンジンでおなじみのリードバルブを設け、下向きに装着したウェイストゲートとともに過給圧を制御する。

加工されたCR33キャブレターを組み合わせる。過給仕様では油面調整がシビアになるため、細かな加工とセッティングが欠かせない。

油面調整がシビアになるため、CR33キャブレターも加工して対応。さらに一番目立つ位置にはアストロプロダクツの燃圧・バキューム計をセットし、ブースト計や空燃比計も装備する。これらは見た目のインパクトだけでなく、セッティング時にも不可欠なアイテムだ。

ゴリラらしいコンパクトな車体に、ミドルクラスの迫力を詰め込んだ自作ターボ仕様。まさに“パワーは正義”を体現した、ENJOY 4MINIらしい情熱のカスタムマシンである。

ディテールチェック

一番目立つ位置にアストロプロダクツの燃圧・バキューム計をセット。ブースト計や空燃比計も備え、セッティングにも対応する本気仕様だ。
ターボ化に合わせ、排気系も迫力あるレイアウトに。リヤショックやスイングアーム周辺も強化され、ハイパワー化した車体を受け止める仕様へと仕上げられている。
ターボによるパワーアップ対策として、KEP SPEED製ロングスイングアームを装着。ワイドな足周りに対応するため、スプロケット周辺もオフセット加工されている。
フロントはディスクブレーキ化され、迫力ある足周りを構築。コンパクトなゴリラながら、全体の雰囲気はミドルクラスにも迫る力強さを感じさせる。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.13」
■日時:2022年10月22日(土)
■開催地:鈴鹿ツインサーキット(三重県鈴鹿市)

日本全国からカスタムされた4MINIが大集結する一大イベント。人気パーツメーカーも多数出展しており、最新アイテムがズラリと並ぶのはもちろん、ドラッグや体験走行など、走行イベントも大人気だ。


【モトチャンプ】