
燃料タンクまで自作! FRPで作り上げたオリジナル外装
一見するとオーセンティックなロー&ロング系のモンキーだが、外装に注目すると印象は一変する。燃料タンクをはじめ、前後フェンダーなどの外装はFRPを使ってオーナー自ら製作したワンオフ品。ブラックで統一することで、独自の造形を主張しながらも車体全体にはまとまりを持たせている。
特に燃料タンクは単に形を変えただけではない。低いセパレートハンドルを装着したポジションでもニーグリップしやすいよう、両サイドを大きくエグった形状としている。4MINIでは窮屈になりがちなライディングポジションを、外装そのものを作ることで解決したわけだ。
さらに車体下には2ピース構造のロングアンダーカウルを装着。エンジン下まで大きく覆う造形によって、ロー&ロングのシルエットをより強調している。
テールランプまで外装と一体化したワンオフスタイル
自作FRPの中でもアイデアが光るのがリヤ周りだ。シートカウル後端には4つの丸穴を設け、その内部にLEDをビルトイン。テールランプとウインカーの機能を外装の中へ組み込むことで、一般的な灯火類を取り付けるのとは異なるスッキリとした後ろ姿を作り出している。
ハンドル周りも独特で、デイトナ製φ80タコメーターを中央に配置。速度表示にはGPS速度計アプリをインストールしたスマートフォンを活用している。さらにセンサーによって油温や空燃比も管理するなど、必要な情報をしっかり確認できるようにしている。

左右のマスターシリンダーにはフランドー製ラジアルマスターを採用。ブレーキ側には防振ウエイトを内蔵したTTS製レバーガードも装着され、見た目だけでなく操作系にもこだわりが感じられる。
Wディスク&7.0J! メカも徹底的に作り込む
足周りも外装に負けない作り込みだ。フロントにはファルコン製キットとシフトアップ製フォークを組み合わせてWディスク化。リヤにはダグラス製7.0Jホイールを装着し、ロー&ロングの車体に迫力のあるワイドフォルムを与えている。

エンジンには、コンパクトな設計でタイヤとの干渉を抑えやすいという理由からデイトナ製DOHCヘッドを採用。油圧クラッチ、リヤショック、CDI、キャッチタンクもデイトナ製で揃えられている。
既製パーツを投入するだけでなく、自分が欲しい形はFRPから作り出し、それに合わせて各部のメカを構成していく。外装、ポジション、足周り、エンジンと、車体全体に明確な意図が通っているからこそ、個性的でありながら破綻のない一台に仕上がっているのだ。
ディテールチェック



撮影したのはこのEVENT!

「第17回 茨城4MINIラウンドラリーミーティング」
■日時:2022年4月17日(日)
この車両は4MINI界の老舗チーム「Z改」が主催するイベント「第17回茨木4MINIラウンドラリーミーティング」で捕獲。当日は筑波山の中腹に200台を超える4MINIオーナーが集い、カスタム談義にツーリングと交流を深めた。同イベントは春と秋に毎年開催予定なので下記をチェック。
Z改 ホームページ
【モトチャンプ】