連載

あのころ、あのとき、あのカタログ 青春型録!

語り合うのはこの2人!

津田洋介:80’sスクーターを中心に往時のバイク文化にあまねく精通する「TDF」代表。
宮崎正行:CB750Fにずっと乗っています。グラトラを格安で手に入れました。気負いのまったくない原付みたいな250です。

サリアンはとうの昔に去りぬれど宮崎美子はいまだ現役ムチムチ!

▲追加発売された特別仕様車「サリアンスペシャル(14万5000円)」。「本格」「ハイグレード」を謳っているゆえ、どこか彼女の雰囲気とは合わないものの……あまりの爆発的人気に急遽むりやり「ワンカットだけ掲載しちゃえ!」というカンジだろうか。

──えーと宮崎美子さんは、才色兼備の女子大生タレント、という触れ込みで1979年にデビュー。昔も今も、いろいろがムチムチで素晴らしいです。ウフフ。

津田:今日も午前中からロケットスタートだな。少しは自制しろよ。だいたいストライクゾーン広すぎ。

──僕から下ネタを取ったら何も残りませんよ。あとストライクゾーンに関して言えば、編集さんにはまったく敵いません。

津田:そりゃまあ、そうだ。

──本日は、もとい本日も神奈川県某所にあるミニバイクの殿堂「TDF」、その裏庭にあるペントハウスからお届けしております!

編集部:外角高め好きです。いやいや、ココは怪しげな地球防衛軍(TDF)基地でしょ。

津田:オレのプライベートには迫らなくていいから。

──宮崎美子さんといえば、何をおいてもまずこのCMソングから。

津田:「いまのキミは〜、ピカピカに光って〜♪」

編:さすが察しがいい! たしか一眼レフカメラのCMですよね?

津田:ミノルタX‐7だったかな。

▲美人だけど美人すぎない“お隣りのお姉さん”的ルックスで男子を虜にした宮崎美子さん。しかしその清楚な雰囲気をひとたび脱ぎ捨てると……豊満なナイスバディに一同ギャップ萌え。大きな声で「ありがとうございました!」

──いっぽうヤマハ・サリアン。こちらはこちらで、旬の宮崎美子さんをイメージキャラクターに据えてテレビCMや雑誌などで大々的に広告展開。その初々しさと普通っぽさを「ジャストサイズスクーター」のコンセプトとうまーく重ねて印象的でした。

編:純白のジェットヘルがなんだか象徴的ですね。

津田:わたしアナタ色に染まります、的な?

──「スーパーデラックス」が13万8000円、「デラックス」が12万9000円。2グレード展開です。

津田:どっちにしてもちょっとだけ値段、高いよね。2種の違いは……フロントトランク仕様かインナーラック仕様か。角型バックミラーが両方か、右だけか。シートの外周にメッキモールがあるか、ないか。メーターバイザーがあるか、ないか。フロントカウルにモールがあるか、ないか。ステップボードがブラック仕様か、車体共色か。車名ロゴが立体エンブレムか、ステッカーか……。

──津田さん。もう大丈夫です。

津田:価格差9000円をケチっちゃいけないね。

──それを言ったらほんの数か月後に発売された「スペシャル」はかなりお買い得感がありますよ。でも価格差はほんの7000円。

編:でも当時はそのわずかな価格差の間でみんな、本気で迷っていたんだよね。それが楽しかった。

一同 そうそう!(笑)。

津田:サリアンは、女性向けのいわゆる「ソフトバイク」から脱却しようとしていた過渡期の新型モデル。ステップスルーの適度なサイズのスクーターって位置付けだった。ヒットしていた80年発売のタクトの影響もあると思うよ。

──デザインのルーツは?

津田:タクトには角っぽいベスパを、サリアンにはランブレッタを感じるね。同じヤマハのひとまわり大きいベルーガが男性ユーザーを意識していた一方で、サリアンは女性ユーザーを狙っていた。カタログのモデルさんも女性が多めだったしね。

▲「ピッタリ感」をキーワードに、ジャストなボディサイズとエンジンパワー、過不足のない装備類を盛り込んだちょっとだけ高級な“中庸スクーター”がサリアンの基本コンセプトだった。右の「デラックス」は12万9000円。
▲「あったらいいな」という装備はほとんど網羅されているサリアン。ゆえに標準価格はちょっとだけ高めだった。フロントサスはボトムリンク、リヤサスは油圧ダンパー付きで抜かりなし。メインスイッチを「走行モード」にしないと発進しない安全装置「1・2スタート」機構を採用している。

──「スペシャル」に装備されているスポーツキャリアという名のフロントキャリアはカッコいいですね。

津田:ウッドパネルやブラウン色のシートふくめ、この特別仕様は独特の雰囲気があってかなりオシャレだったね。宮崎美子には……似合うような似合わないような(笑)。

──そんな宮崎美子さんですが、2021年、御年61歳にしてふたたびビキニ姿を公開しております。い そしてふたたび篠山紀信先生が激写!

津田:すごいよな。頑張ってるよな。オレも頑張ろう。ほら、このグラビア見てみな……。

編:……。

──必要以上に反応しちゃってるよ(笑)。定価は6600円だって。

編:……。

──高い?

編:リーズナブルだね。

一同 即答だもん(笑)。

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