工具箱にバケツ、看板、そしてASIMO!? 乗り物好きが反応するモノだらけ

バイクやクルマのパーツがズラリと並ぶエクスチェンジマートだけど、少し視線を横に向けると「これも売ってるの?」というモノが次々に出てくる。工具箱やガレージで使えそうなバケツ、モーター系デザインの看板など、直接バイクに取り付けるパーツではないけれど、乗り物好きなら妙に気になってしまうアイテムも多い。

たとえば、レトロ風な看板の数々。ガレージの壁にひとつ掛けるだけでも雰囲気が変わりそうだし、「どれが良いかな」と眺めているだけでも時間が過ぎていく。工具や収納用品も、ホームセンターで買うのとはまた違って、使い込まれた感じまで含めて気になるんだよね。

往年の人気ブランドの旧ロゴなど、雰囲気のあるデザインがいっぱい!

当時物、デッドストックが出てくるのも、こうしたスワップミートの魅力。こちらは工具箱やレジャー商品など。段ボールやパッケージがそのまま残っているので、飾るだけでも味がある?
オイルなどが入っていたと思われる20L程度のバケツたち。洗車や小物入れ、ガレージのごみ箱としても使いやすいサイズ。出光idemitsuなんてなかなかレアでしょ!?

そして今回、「こんなモノまで!?」の大本命がASIMO。クルマの荷室から姿を現した瞬間、さすがに足が止まった(笑)。バイクパーツを探していたはずなのに……こうした予定外の展開こそ、エクスチェンジマートらしさなのかもしれない。

「うわ、懐かしい!」昭和レトロは見ているだけで記憶が戻ってくる

この会場、古いモノ好きにはかなり危険だ。昔の看板やトレー、年季の入った扇風機など、昭和の空気をそのまま持ってきたような品物があちこちに並んでいる。昨今昭和レトロは高値安定な方向が続いている。基本モーター系パーツが中心な同イベント。ある意味あればラッキーだ(価格的にね)。

そうしたなかでも筆者が思わず「久しぶりに見た!」と声が出てしまったのがエキスパンダー。両手でグイッと引っ張る、あのバネ式のトレーニング器具だ。しかも赤×黄色の箱に描かれた、いかにも昭和なマッチョイラストまで残っている。子供のころ家にあった、親父が持っていた、なんて人もいるんじゃないだろうか。

トレーニングブーム真っ只中の令和。これでワークアウトすれば昭和ムキムキボディができあがる

こういうモノは、絶対に必要だから買うというより「懐かしい!」から始まるのが楽しい。昔の看板や古い扇風機も同じで、品物そのものだけじゃなく、それを見た瞬間に当時の記憶まで一緒に出てくる。

今でも地方の街並みで見かける昭和看板や、レトロな雰囲気のトレーも
味のある(出まくりだけど)扇風機も昭和を代表するアイテム。実動品もあるぞ。

最近は昭和レトロがあらためて注目されているけれど、ここではキレイにディスプレイされたショップの商品とは少し違う。地面に並べられた古道具の中から、自分で「これ好きだな」を探す。そのラフさもま良いんです。

ランタンの横にはサボテン!? ジャンルの飛び方がスゴい

さらに歩いていくと、今度はランタンなどのキャンプ用品が登場。ツーリングキャンプを楽しむバイク乗りなら、このあたりは普通に物欲を刺激されるところだろう。

おそらく出展者が好きなんだろうね。程度の良いキャンプ用品たち

……と思っていたら、その先にはサボテンや多肉植物までズラリ。

筆者Sは無縁だけれど、近年流行っている多肉植物たち。このサイズから育てるのも良さそう

もはや「モーター系スワップミートですよね?」と確認したくなるけれど、この広がり方がむしろ楽しい(笑)。バイク好きとキャンプ好きはかなり相性が良いし、ガレージに植物を置きたい人だっている。ジャンルでカッチリ線を引かないからこそ、自分でも予想していなかったモノに引っ掛かるんだ。

最初はバイクパーツだけ見るつもりでも、昭和レトロを眺め、キャンプ用品をチェックし、サボテンまで見ていたら、そりゃなかなか帰れません。

売り物だけじゃない! 会場に来ているクルマもイイ感じ

そしてもうひとつ楽しかったのが、出店者たちのクルマ。荷物を運ぶための単なるトランスポーター……で終わらない車両がけっこういる。

黄色い旧車に、サビがそのまま味になっている年季の入ったバン、淡いブルーのクラシカルな箱型車。売り物を見ていたのに、気付けば横に停まっているクルマを撮っていた(笑)。

来場者駐車場に停まっていた、古いBMWと日産サニートラック(サニトラ)
並ぶアイテムも古いけれど、運ぶクルマも古い でもかっこいいなあ
ロシア製のバンの姿も
多数派のハイエースもカスタムされている車両が多かった

こういうクルマを見ると、出店者それぞれの趣味までなんとなく伝わってくる。車両の横に品物を広げるスタイルだから、クルマそのものまで店構えの一部に見えてくるんだよね。

エクスチェンジマートは、モノを買うだけの場所じゃない。何が売られているのか、どんな人が来ているのか、そしてどんなクルマでやって来ているのか。会場をブラブラ一周するだけでも、かなり濃い時間が過ごせるってワケだ。

1999年から続く“大人のフリーマーケット”

エクスチェンジマートは1999年から続くモーター系スワップミート。「趣味人の為の新しい野外マーケット」をコンセプトに、会場を変えながら長く開催され、2026年7月からは宮ヶ瀬を新たな舞台としている。

現在は約3500名の会員を抱え、事前予約で約120〜140店が出店。バイクやクルマのパーツだけでなく、今回紹介したような昭和レトロ、生活雑貨、趣味のアイテムまで並ぶから、「何か買う」と決めずに行っても十分楽しめる。

宮ヶ瀬といえばバイク乗りにはおなじみのツーリングエリア。走りに来たついでに「今日は何があるかな?」とのぞいてみるだけでもアリだ。もっとも、こういう場所は見るだけのつもりが一番危ない。今回の反省を生かし、次はもう少し現金を持って行こうと思う。

エクスチェンジマート 次回開催予定

開催日:2026年9月20日(日)
延期予備日:9月27日(日)
会場:宮ヶ瀬・南山グラウンド
開催時間:6:00〜12:00
入場料:500円

※開催可否や最新情報は公式サイト・公式SNSを要チェック!

【モトチャンプ編集部】