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輝かしい戦績を収めた718シリーズと唯一無二の804、そして伝説の904へ
ポルシェ初のモノポスト・フォーミュラ
ポルシェの初期レース活動を支えた550から発展した718を、新設された1.5リッターF2クラスに参戦すべく改修を受けて誕生したのがモノポスト・フォーミュラの718 F2 Type547。ポルシェ名義としては初のオープンホイール&モノポストのレーシングカーを解説する。
心臓部にF1由来のフラット8を積んだ718
2.0リッター以下クラスで無双を演じたポルシェ 550及び718シリーズ。ポルシェは上位クラスへの参戦を企図して、718シリーズへの空冷水平対向8気筒エンジン搭載を決める。こうして生まれたのが、718シリーズの最終進化系といえる718 W-RS スパイダーと718 GTR クーペだ。
F1を空冷エンジンで勝利した空前絶後の804 F1
ポルシェにとって悲願だったF1選手権の初優勝は、1962年のフランスGPで達成された。この時、ダン・ガー二ーがドライブした804 F1は1.5リッター空冷水平対向8気筒DOHCエンジンを搭載。F1史上初にして唯一の空冷エンジン搭載モデルの勝利であり、804 F1の快挙は今後未来永劫語り継がれていくだろう。モータースポーツ史に燦然と輝く、ポルシェ 804 F1を解説する。
伝説の第2回日本グランプリの主役
世界最高峰のスポーツカーブランドとして、今やエンスージアストのみならず一般的な認知度を誇るポルシェ。ここ日本でその名を轟かせたきっかけは、何と言っても「第2回日本グランプリ」での伝説的なレースといって間違いない。今なお多くのファンを惹きつけてやまない流麗なスタイリングとハイパフォーマンスを誇る、904 カレラ GTSの活躍を紐解く。