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アシモの技術を応用した倒れないバイクが進化!ファンライドとの両立を目指す【ホンダの先進安全技術大公開・その6】
アシモの技術を応用した倒れないバイクが進化!ファンライドとの両立を目指す【ホンダの先進安全技術大公開・その6】 | 5枚目の写真(全21枚)
ASHIMO(二足歩行ロボット)の姿勢制御技術を応用してバイクのバランスをとる。人の操縦を妨害することのない、意のままの操作との両立を目指している。CES2017に出展された前モデルは前輪の操舵とキャスター角の変更によって停止時の自立を可能にしていたが、それではステアに強い制御がかかるのが課題だった。
ライダーが乗っていなくても車体は自立する。
本モデルでは後輪に揺動機構を設けて車体重心を制御、前輪操舵と合わせて倒れた方向と反対側に車体を動かして復元力を発生させる。前モデルよりも前輪操舵制御の比率が下がり、ハンドル操作がかなり自由になった。
さらにライダーがどれくらい重心を移動したかを推定する機構も導入。ライダーが行きたい方向になじんで動くという修正も制御で行うことで、より自然な操縦か可能になっているという。
後輪のブレーキを操作すると、前後のブレーキが同時に作動するコンビブレーキ。写真はインドで販売されているモデルで、シンプルなコンビブレーキを採用している。
リヤブレーキを踏むと前後配分機構を介して前後ブレーキに力が配分される。
前輪用ブレーキのケーブルとコンビブレーキのケーブルは別系統でそれぞれフロントのブレーキにつながっている。メカ式なので非常にシンプル、低コストを実現している。
二輪車の死亡事故のうち、34%が出会い頭の事故で、死亡原因の40%が頭部の損傷だという。そうした二輪車事故の特徴を踏まえて、リアルワールドで想定される四輪車との衝突における頭部保護を目指したのが二輪車用エアバッグだ。
停止している四輪車に真横から50km/hで衝突した試験では、頭部の障害が94%低減する効果が確認できたという。
ライダーの回避操作が間に合う段階で警告を出し、弱いブレーキをかけ、それでも回避操作がない場合は強いブレーキをかけて速度を落とす。二輪の場合は急にブレーキをかけるとバランスを崩してしまうこともあるので、ライダーや車体の状態に応じてブレーキのタイミングや強さを調整する。
衝突相手(四輪車)とライダーの頭部の間に展開し、四輪車を支持部材としてエアバッグを支える。
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