ジムニー(JA71C)でアウトドアへ テーマは火消し壺

時間がない現代人キャンパーの救世主?|火消し壺に火おこし器が、ひとつに?!

今回は、時間がなくても、薪や炭を楽しみたい現代人のためのアイテムを試してみます!
キャンプを楽しんだあと「さぁ帰ろう!」と思ってもまだ燃焼している炭や薪……。本来ならばゆっくりと燃え尽きるまで楽しめば良いのだが、そうもいかないのが現代人。また、キャンプ場などで、夜遅くまで火がついたままなのは、周りの人にもちょいと気遣いをしてしまう。そんなときに頼りになるのがコレだ!

TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)

火消し壺に火おこし器が、ひとつに?!

早く火を消す「火消し壺」。これ、じつはかなりかさばって荷物になる。燃料の量を考えたら、容積が大きいのはわかるのだが、火消しという単独機能ではどうも手に入れようという気にはなれなかった。また、同じような形で「火おこし器」もあるのだが、このふたつを使うとなると、クルマで運ぶのにはかなりの容積を取ることになる。
そんなときにぶらっと立ち寄ったいつものホームセンター。そこに火起こしと、火消しを兼用できる物を発見! これは試してみたい。また、その横に可愛いパッケージのココナッツ・チャコールなるものも発見し、これも一緒に買い物かごへ入れてしまう。

いま薪がかなり値上がっているのだが、炭もかなり高い。でも、このココナッツ・チャコールは、3kgで1000円以下と、かなりお買い得。パッケージには豆炭のような形の物が記載されているが、さてどんな物なのだろう。

まずは一台二役の火おこし兼用火消し壺。パーツは本体と蓋ふたつでで構成されている。本体には中に仕切りがあり、容積のの多い方が上。また、空気の流入口、火をつける孔があるほうが下になる。蓋はどうやら同じ形の物だが、奥行きがあり、本体の下方に有る空気の流入口も塞ぎ、密閉できるようになっている。

この黄色で明るいパッケージ(カワイイ!)と原料がココナッツなので、なんとなくハワイをイメージしてしまうが、これは何処で作られた物なのか、もしかすると東南アジア。その地で現在も生活の為に使われている燃料のような気もする。
ココナッツ・チャコールは昔見た豆炭のような形だ。

まずは火起こしとして使ってみよう。ただココナッツ・チャコールをボコボコ入れるだけでは、なんとなくカッコもつかない。そこで……

炭に火が移ったらBBQコンロに移すだけ。BBQが終われば、やけどに気をつけながら燃え残った燃料を “ 火おこし兼用火消しつぼ ” に戻し、蓋をして消火する。すると消し炭となり、次回はもっと着火しやすくなるはずだ。

今回はオシャレに、ピッツァ!

未使用時のピザ釜セット。その後数回使用。かさ張るがこれはかなり便利です。下のBBQコンロは他メーカーで別売品。

さあ、食事。今回はBBQではなくピザを焼いてみる。9月にご紹介したこのピザ釜セット、使い勝手が良いので数回使ってはいるのだが、じつはまだピザを焼いたことがない。

トッピングはチョリソー。まあそれに缶詰のマッシュルーム。これでよい。ピザソースは瓶詰めのボルシチの素。ケチャップ、ガーリックを足してオリジナリティを出してみよう。味見もせずピザ生地上で混ぜながら塗っても、あまり失敗はしないだろう。

被せるタイプのピザ釜だが、ガラス窓がついているのでのぞき込んでチーズが溶けたら良しです。
さぁカット。生地が香ばしく焼けているので、カチッという感じでカッターが入る。今回の生地はミラノ風だが、ナポリ風の生地も試してみたい。そうだ、仕上げに燻製用のチップを火の中に投げ込むのも、香ばしい薫りが付いて良さそうだ。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。ジムニー、JA71のリアブレーキのシュー交換をしたのですが、気になる所が数ヵ所出てきてしまいました。ハブベアリング? もしかしてリアデフ? おっとフロントのナックルも怪しいぞ……いつまでも元気で走って欲しいのだけれど。

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著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…