キャンプを楽しんだあと「さぁ帰ろう!」と思ってもまだ燃焼している炭や薪……。本来ならばゆっくりと燃え尽きるまで楽しめば良いのだが、そうもいかないのが現代人。また、キャンプ場などで、夜遅くまで火がついたままなのは、周りの人にもちょいと気遣いをしてしまう。そんなときに頼りになるのがコレだ!
TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)
火消し壺に火おこし器が、ひとつに?!
早く火を消す「火消し壺」。これ、じつはかなりかさばって荷物になる。燃料の量を考えたら、容積が大きいのはわかるのだが、火消しという単独機能ではどうも手に入れようという気にはなれなかった。また、同じような形で「火おこし器」もあるのだが、このふたつを使うとなると、クルマで運ぶのにはかなりの容積を取ることになる。
そんなときにぶらっと立ち寄ったいつものホームセンター。そこに火起こしと、火消しを兼用できる物を発見! これは試してみたい。また、その横に可愛いパッケージのココナッツ・チャコールなるものも発見し、これも一緒に買い物かごへ入れてしまう。
いま薪がかなり値上がっているのだが、炭もかなり高い。でも、このココナッツ・チャコールは、3kgで1000円以下と、かなりお買い得。パッケージには豆炭のような形の物が記載されているが、さてどんな物なのだろう。
まずは一台二役の火おこし兼用火消し壺。パーツは本体と蓋ふたつでで構成されている。本体には中に仕切りがあり、容積のの多い方が上。また、空気の流入口、火をつける孔があるほうが下になる。蓋はどうやら同じ形の物だが、奥行きがあり、本体の下方に有る空気の流入口も塞ぎ、密閉できるようになっている。
まずは火起こしとして使ってみよう。ただココナッツ・チャコールをボコボコ入れるだけでは、なんとなくカッコもつかない。そこで……
今回はオシャレに、ピッツァ!
さあ、食事。今回はBBQではなくピザを焼いてみる。9月にご紹介したこのピザ釜セット、使い勝手が良いので数回使ってはいるのだが、じつはまだピザを焼いたことがない。
トッピングはチョリソー。まあそれに缶詰のマッシュルーム。これでよい。ピザソースは瓶詰めのボルシチの素。ケチャップ、ガーリックを足してオリジナリティを出してみよう。味見もせずピザ生地上で混ぜながら塗っても、あまり失敗はしないだろう。
キーワードで検索する