中国の東風ホンダが今後投入を拡大するEVの生産体制構築に向けてEV専用工場を湖北省武漢市に建設。2024年の稼働開始目指す

ホンダの中国における四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)はこのほど、今後投入を拡大するEVの生産体制構築に向けて、EV専用新工場を建設すると発表した。

新工場は完成車一貫生産が可能な高効率・スマート工場として、組立工程などを中心に業界トップ水準の自動化率を目指す

新工場は2024年の稼働開始を目指して湖北省武漢市の武漢経済開発区に建設され、敷地面積63万㎡、基本生産能力12万台/年を予定している。

新工場は、完成車一貫生産が可能な高効率・スマート工場として、プレス、溶接、塗装、組み立て、完成車検査などの工程を有し、組立工程などを中心に業界トップ水準の自動化率を目指す。また、カーボンニュートラル実現に向けたソーラー発電などの再生可能エネルギー活用に加え、再生水循環利用などによる資源節約、大気汚染をもたらす主要な原因物質であるVOC(※)の削減など、サステナブルな取り組みも積極的に進めていく。
※Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)

●東風本田汽車有限公司 概要(2022年1月現在)
・設立:2003年7月
・資本金:9億4800万USドル
・出資比率:本田技研工業株式会社 40%/本田技研工業(中国)投資有限公司 10%/東風汽車集団股份有限公司 50%
・所在地:中国湖北省武漢市
・総経理:夏目達也
・従業員数:約1万3700名
・基本生産能力:72万台/年
※敬称略

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