【ラリージャパン2022】ヌービル/ウィダグ組(ヒョンデ)が優勝! 勝田貴元選手は3位で初の母国表彰台を獲得

11月10日から13日までの4日間、愛知県および岐阜県を舞台に開催された「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」は、ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)の優勝で幕を閉じた。期待の日本人ドライバー、勝田貴元選手(GRヤリス・ラリー1)は3位表彰台を獲得した。
Photo●Rally Japan

「チームと、ステージやロードセクションで応援してくれた方々に感謝します。とても厄介な天候でしたが、表彰台にたどり着けました」(勝田貴元選手)

細田
ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組のヒョンデi20 Nラリー1

11月10日から13日までの4日間、愛知県および岐阜県を舞台に開催された「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」は、ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)の優勝で幕を閉じた。期待の日本人ドライバー、勝田貴元選手(GRヤリス・ラリー1)は3位表彰台を獲得した。

ヌービル組は、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GRヤリス・ラリー1)に4秒の差をつけて最終日の5つのステージ(SS15 Asahi Kougen〜SS19 Asahi Kougen Wolf Power Stage)に臨んだ。ところがその4秒の貯金はあっという間に消えてしまう。エバンス組が7.52kmのSS15 Asahi Kougenで、ヌービル組より3.4秒速い最速タイムを叩き出したのだ。これで両者の差は、一気に0.6秒差まで縮まった。

ところがSS16 Ena City1で、エバンス組のマシンはパンクに見舞われ、タイヤ交換のためのストップを余儀なくされる。トップから0.6秒差で2位につけたのも束の間、エバンス組は首位ヌービル組から1分47秒3差の4位に後退した。

勝利を確信したヌービル組は最後の3ステージを慎重にこなし、雨に見舞われたSS19 Wolf Power Stageで1分11秒1のアドバンテージを得てフィニッシュした。

「最高の気分だよ」とヌービル選手。「楽な週末ではなかったし、もちろん楽な一年でもなかった。でも勝利で終われたこと、そして週末を通じて速さを見せられたことは、シーズンを締めくくるのに最高の方法だった。気象予報士たちも素晴らしい仕事をしてくれた。彼らに感謝し、みんなに感謝したい」

一方、最終的に5位となったエバンス選手は、「もちろん悔しいよ。タフなシーズンだったし、ここでは十分に勝てるチャンスがあった。全力を尽くしたんだ。チームのために、彼らの母国ラウンドで結果を残すことができなかったのは本当に残念だ。状況を見れば優勝は無理だったかもしれない。でも本当に残念だよ」とコメント。

2位にはオィット・タナック/マルティン・ジェルぺオジャ組が2位に入り、ヒョンデは1-2フィニッシュ。タナック選手はトヨタのカッレ・ロバンペラ選手に次ぐランキング2位を確保した。

トヨタの豊田章男社長(写真中央)と記念撮影する勝田貴元選手(同右)とコ・ドライバーのアーロン・ジョンストン選手(同左)

そして勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(GRヤリス・ラリー1)は3位に入賞。勝田選手は日本人ドライバーとして初めて母国表彰台を獲得した。「チームと、ステージやロードセクションで応援してくれた方々に感謝します。残念ながらチームメイトは多くの問題に見舞われ、言葉もありません。とても厄介な天候でしたが、でも表彰台にたどり着けました」

勝田貴元/アーロン・ジョンストン組のGRヤリス・ラリー1

なお、ラリージャパン事務局は、今回の「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」の大会期間中、サービスパーク(11/10〜13豊田スタジアム)に5万8931人、11/12の岡崎スーパーSSイベントエリアに3万529人、合わせて8万9460人の来場者を記録したと発表した。

●2022年WRC世界ラリー選手権ラリージャパン最終結果トップ10
Pos./No./Driver/Co-Driver/Machine/Gap
1/11/T.ヌービル/M.ウィダグ/ヒョンデi20 Nラリー1/2:43:52.3
2/8/O.タナック/M.ジェルペオジャ/ヒョンデi20 Nラリー1/+1:11.1
3/18/勝田貴元/A.ジョンストン/GRヤリス・ラリー1/+2:11.3
4/1/S.オジエ/V.ランダイス/GRヤリス・ラリー1/+2:23.6
5/33/E.エバンス/S.マーティン/GRヤリス・ラリー1/+4:05.1
6/44/G.グリーンスミス/J.アンダーソン/フォード・プーマ・ラリー1/+4:07.4
7/24/G.ミュンスター/L.ルーカ/ヒョンデi20 N(ラリー2)/7:50.8
8/22/T.スニネン/M.マルックラ/ヒョンデi20 N(ラリー2)/+8:12.4
9/21/E.リンドホルム/R.ハマライネン/シュコダ・ファビア・エボ(ラリー2)/+8:25.6
10/29/H.コバライネン/北川紗衣/シュコダ・ファビア(ラリー2)/+8:59.8
※敬称略

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