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エヌ・ワゴンが提唱するメカミニマム・性能マキシマムとは? ホンダN-WGNのメカニズムを徹底チェック!

  • 2019/10/20
  • ニューモデル速報
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おだやかな走りで、運転の楽しさを追求

N-BOXのフロント:ストラット、リヤ:トーションビームのサス形式を踏襲するが、各部のブラッシュアップと最適化を実施。しなやかに路面を捉え続ける優しい乗り心地と、誰もがクルマの動きを感じやすいおだやかな走りが追求されている。

フロントサスを低抵抗化

フロントサスには、入力方向とコイルスプリングの荷重軸線を近づけたレイアウトを採用。ストラットに生じる曲げモーメントを少なくすることでフリクションを低減し、乗り心地の向上を行なっている。

正確で素早いステアリング操作が可能

N-BOXと同じステアリングシステムを採用。各部の剛性向上によるダイレクト感のある操作フィールを提供する。また、角速度フィードバックのセンシングを操舵角センサーからダイレクトに読み取れるようになり、安定した制御が可能となった。

低フリクションな高性能ダンパー

前後ダンパーには低フリクション構造を採用。オイルシールやブッシュの油膜形成性を高める形状を採用し、微振幅域の乗り心地向上を図った。ピストンバルブも改良されており、大振幅域での減衰力応答も高くなっている。

リヤのトーションビームを高性能化

2WD車のリヤサスは、コンプライアンスブッシュを大径化して、前後方向入力の吸収力を向上。段差通過時の快適性向上を図った。15インチホイール車用はスタビライザーが内蔵されており、ロールの抑制を行なっている。

上質な室内をつくる液封エンジンマウント

エンジンマウントもN-BOX同様、サイドマウントに液封タイプを使用する。マウントのラバー部全体を液封化するのではなく、空隙に液封デバイスを挟み込む方式でコストダウンを図ったもの。低周波数域で柔らかく作用させることで、3気筒エンジンで発生しがちなこもり音を抑える。

安心感と気持ち良い走りを提供す

操安性制御はブレーキでも行なっており、内輪ブレーキでアンダーステアを抑制する「アジャイルハンドリングアシスト」を全車に標準装備する。一般にスポーツ走行に寄与する装置だと思われがちだが、雪道での安心感を高めるため、あえて標準装備にしたとのことだ。

スムーズな再始動と発進を実現する新制御

電動パーキングブレーキによるオートホールドが採用されたため、アイドルストップから再発進の意思把握にフットブレーキ操作が使えなくなった。そこでクランク位置の把握精度を高め、再始動時間を短縮することで、スムーズな発進性能の確保を行なっている。

2種の拘束でより安全に

前席には、衝突の際に肩ベルトを引き込んで身体の動きを抑制する一般的なプリテンショナーだけでなく、腰ベルトも引き込むことで身体が大きく移動することを防ぐアウターラッププリテンショナーを採用。高い拘束性を発揮する。

前席用2重構造エアバッグ

サイドエアバッグには、N-BOXと同じ2層構造のものが採用されている。車幅が限られる軽自動車の場合、側面衝突時にはなるべく速くサイドエアバッグを展開したいが、大きな容量のものを全開するには時間が掛かる。そこで小容量の高圧エアバッグを瞬時に開き、そこから大容量の低圧エアバッグにガスを送り込むことで、展開時間の短縮と保護性能向上の両立を図った。

衝突軽減ブレーキが夜間歩行者対応に

ホンダセンシングの衝突軽減ブレーキが機能向上を果たし、夜間の歩行者検知が対応となった。夜間性能を高めるため、カメラの認識性能向上とパターンマッチングの精度を高めた制御ソフトウェアが採用されている。

自転車の飛び出しにも自動ブレーキを作動

夜間歩行者検知に加えて、自車前を横切る横断自転車についても衝突軽減ブレーキが対応した。写真の専用ダミーによるテストが繰り返され、ミリ波レーダーにより、自転車特有の形状や脚の動きを検出する。

渋滞追従機能付きクルーズコントロール

渋滞中にも前走車との車間距離を保ちながら、自動で加減速を行なうACCを採用。前のクルマが停止後、3秒以内に発進した場合は自動で追従を再開してくれる。渋滞のノロノロ走行のストレスと疲労を軽減に効果絶大。

緊急時対応も万全な電動パーキングブレーキ

電動パーキングブレーキの採用は、ホンダの軽としてはN-BOXスラッシュ以来となる。ドラムブレーキの油圧シリンダーの反対側にギヤとモーターが付いており、これを使ってシューを広げる。油圧ブレーキと協調した緊急停止機能も持っており、走行中にブレーキスイッチを2秒以上引き続けると、最大0.6Gの制動力でクルマを緊急停止させることができる。その際にはESC(ホンダ名VSA)も介入するため、タイヤがロックして姿勢が乱れることも起こらない(ホンダの電動パーキングブレーキ共通仕様)。助手席に乗っている際、ドライバーが踏み間違い暴走をし始めた時に有効な機能だが、緊急時に2秒は長いので、「3回連続操作」でも作動してくれたらと思う。

モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.588 新型N-WGNのすべて

1冊でそのクルマのすべてがわかる“ 最強・最速の クルマバイヤーズガイド 誌 ”

ホンダの軽自動車Nシリーズで、ハイトワゴン系に属するN-WGNがフルモデルチェンジし二代目へと進化。大ヒット中のN-BOXと同じ最新世代のパワートレーンとプラットフォームをさらに磨き上げて走りの質感を高めています。

ラゲッジルームは、ボードを使えば上下二段に効率的に荷物を登載可能。背の高い荷物はボードを外して、と多彩なアレンジが可能。ステアリングには一般的なチルト調整に加えてホンダ軽自動車初のテレスコピック調整も備えることでドライビングポジションが決めやすくなっています。

道具としての魅力をさらにアップさせた新型N-WGNの詳細を全方位から解説した1冊を、ぜひお楽しみください。

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