ハーレーカスタムでチョッパーから派生した「フリスコスタイル」をスーパーカブ50で実践。サンフランシスコの街を軽快に走るため、アップライトなハンドルやハイステップ化が施されているのが特徴だ。

スーパーカブ50で挑戦した本格フリスコスタイル

カブカスタムの中でも人気ジャンルといえるのが、レッグシールドを外してロングなフロントフォークを装着するアメリカンチョッパースタイル。その手法は数多くある中でも、神戸市のナガタガレーヂさんが仕上げたこの車両は、完成度の高さで注目すべき1台だ。

ジャズのフロントフォークと16インチホイールを丸ごと移植することで、自然なチョッパースタイルを実現。純正ハンドルストッパーが機能しないため、ストッパーは溶接加工によって新設している。

まずキーポイントになるのが、チョッパーらしいフォルムを形成するフロント周り。ここは50ccアメリカンとして販売されていたホンダ・ジャズのフロントフォークと16インチホイールをステムごと移植することで、スマートなロングフォークスタイルを実現している。

ディメンション的にリヤは小径ホイールが似合うことから、リトルカブ用14インチホイールを装着。さらにリヤサスペンションはリジット化され、リヤフェンダーカットやシーシーバーとの組み合わせによって、美しいローフォルムへと仕上げられている。

サンフランシスコ生まれのフリスコスタイルを再現

フリスコスタイルとは、サンフランシスコの街をすり抜けるバイカーたちから生まれたカスタムスタイルのこと。渋滞した車列に引っ掛からないよう、ナローな車体に仕上げるのが大きな特徴だ。

フロントにジャズ用16インチ、リヤにリトルカブ用14インチホイールをセット。ミニマムながら、本格的なフリスコスタイルを見事に再現している。あえてピカピカにしすぎない質感もポイントだ。

ハンドルは高く、そして狭くするためにワンオフ製作され、配線もパイプ内へ通してスマートなルックスを実現。縁石へヒットしないようハイステップ化されているが、そのステップバーにチェーンを溶接して利用しているのが実にオシャレだ。

ハイステップ化するとシフトペダルやリヤブレーキペダルの加工も必要になるが、そこはジョッキーシフトとハンドブレーキ化によって対応。ハーレーカスタムのセオリーを忠実にスーパーカブ50へ落とし込んだ内容は、マニアが見るほど痛快で楽しくなる完成度といえる。

ストリートの空気感まで表現した絶妙なチープさ

ボディはあえてピカピカに仕上げず、ストリートバイカーを意識した絶妙なチープ感を演出したという。

カラーリングはシンプルなファイヤーパターンだが、エッジに入れられたピンストライプや、フレーム上の不要なステーをスムージング処理するなど、細かな質感アップによって完成度を高めている。

本場サンフランシスコの街で、この小さなフリスコスタイルのカブが走っていたら、人々はどんな目で見るのだろうか。そんな妄想まで楽しめるから、カブカスタムはやめられないのである。

ディテールチェック

フリスコスタイルといえば、高くて狭いアップライトハンドル。ワンオフ製作によって車体との絶妙なバランスを実現した。極薄ヘッドライトはハーレーダビッドソン用フォグランプを流用している。
エンジンはノーマル50ccを維持しつつ、マフラーは個性的な取り回しのワンオフ品を装着。ハイステップ化された足元には、チェーンを加工したステップバーが採用される。リヤブレーキはハンドブレーキ仕様だ。
ワンオフ製作されたシーシーバーにマルタ十字のテールランプを組み合わせ、ワイルドなリヤビューを演出。ファイヤーパターンにはブルーのピンストライプが入れられている。
ハイステップでも操作できるよう、シフトペダルを廃してジョッキーシフト化。フリスコスタイルらしい定番メニューをしっかり押さえた仕上がりとなっている。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

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朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

https://motor-fan.jp/article/1522465/

【モトチャンプ】