ARCスーパーエキシビジョン潜入取材!
長野県の仲間4人でスタートし、現在では全国11グループへと発展した「ARCスカイライン&GT-Rオーナーズクラブ」。毎年恒例の全国オフ「ARCスーパーエキシビジョン2026」には、130台ものGT-R&スカイラインが集結した。今回はその中から、新車購入から34年間乗り続けるワンオーナーのBNR32や、DIYでVスペックII仕様を作り上げたBNR34など、編集部注目の3台を紹介する。
34年間じっくり育てたこだわりのファインチューンド

ケンメリやS130フェアレディZ、ダルマセリカなど数々のスポーツカーを乗り継いできたTaruさんが、34年前に新車で購入した92年式のBNR32。本当はハコスカが欲しかったものの、当時は手が届かず、このGT-Rを選んだという。
購入後は間瀬サーキットで走りを楽しんでいたが、結婚や子育てを機に一時ナンバーを切り、車庫で保管。十数年前、「部品価格が高騰する」という情報を耳にしたことをきっかけに、ウインドモール類まで含めた本格レストアを実施し、現役復帰を果たした。

RB26DETTはBCNR33のN1用エンジンへ換装し、ニスモストリートタービンを組み合わせた480ps仕様。エアフロメーターやインジェクター、イグニッションコイルは定番のR35GT-R流用としている。

足元を飾るゴールドの2ピースホイールは、当時物のRSワタナベ・スーパーマグ17インチ。さらに当時物のカキモトレーシング製18インチホイールも所有しているという。サスペンションはテイン製車高調をセットする。

グローブボックス内に設置されたメーターパネルは、Taruさん自ら製作したDIY作品。ブースト、水温、油圧、A/F計をレイアウトし、当時物のHKS EVCやターボタイマーも現役で使用している。
パッと乗れる扱いやすさとヴェイルサイドエアロがポイント!

「どんなクルマでもノーマルでは乗れない性分なんです」と語る、おやじRさん。このBNR32は約20年前に購入した愛車だが、それ以前にもBNR32を所有していた経験を持つ。その後は90系マークIIやポルシェ911ターボにも乗ったものの、扱いやすさと速さを兼ね備えたGT-Rが忘れられず、再びオーナーとなった。
こだわりはGTマシンをイメージした迫力あるスタイリング。もともと装着されていたヴェイルサイド製ワイドボディキットを活かしつつ、オートガレージTBK製フロントバンパーをワンオフ加工して組み合わせている。

エンジンはペントルーフが製作した2.6L仕様。N1ピストンやHKSハイカムを組み込み、パワーエンタープライズ製PE1520タービンをツインで装着する。制御は純正ECUの現車セッティングだ。

ヴェイルサイドのワイドボディに収まるホイールはボルクレーシングTE37 Mark-II。サイズはフロント11J−7×18、リヤ11J−30×18。足回りはHKSハイパーマックスS、ブレーキはR35 GT-R純正ブレンボへ換装している。

カーボン調パネルと多数の追加メーターがレーシーな雰囲気を演出するインテリア。ブラック×レッドのレカロ・スポーツスターは、ノートニスモ純正シートを流用したものだ。
こだわりのパーツチョイスでVスペックII化

軽自動車のカスタムを楽しんでいた、ふみさんが2013年に購入したのは、2001年式後期型のベースグレード。「いつかはGT-Rに乗りたい」と思っていた中、中古車価格が上昇し始めたタイミングを見て「今しかない」と購入を決断したという。
整備士だった経験を活かし、すべてDIYで仕上げたカスタムのテーマは「VスペックII化」。そこへ独自のパーツチョイスを加え、スポーツイメージをさらに高めている。
エクステリアはニスモZチューンバンパーをベースに、グローバル製フロントリップとリヤディフューザーを追加。GTウイングはステーを変更し、ハイマウント化している。

エンジン本体とタービンはノーマルのまま、ニスモ製インテークとマインズ製マフラーによる吸排気チューンを実施。ECUはニスモ製で制御し、インタークーラーにはVスペックII純正品を採用している。

ホイールはニスモLM GT4の18インチに、ポテンザRE-71RS(275/35R18)を組み合わせる。サスペンションはオーリンズ、ブレーキはR35GT-R用ブレンボキットを装着した。

車内も新車を思わせるほどのコンディションを維持。シートは純正にニスモ製シートカバーを組み合わせ、メーターもニスモ製300km/hスケールへ変更している。
PHOTO:Shinichi TSUTSUMI/REPORT:Hidetoshi KAWASAKI
●取材イベント:ARCスーパーエキシビジョン at アイネットやまびこドーム2026
