
ジャズの美しいフレームを最大限に生かす
このカスタムのテーマは、とにかくジャズ純正フレームの美しいパイプワークを見せること。そのため、外装は極力排除し、必要なパーツだけを残したスケルトンスタイルへと仕上げられている。

フロントにはカブ用ボトムリンクサスペンションを加工して装着。長すぎるフォークはショート加工し、トップブリッジやハンドルまでワンオフ製作することで、ナローボディを徹底的に追求している。
エンジンにはカブ90用を搭載し、ウイルズウィン製ショートマフラーを組み合わせることで、細身のシルエットを崩さないレイアウトを実現。フレーム内へ絶妙に収まる燃料タンクも、市販車用を加工流用したものだ。
イベント仕様だからこその大胆な演出

イベント展示車両ということもあり、今回はフロントブレーキをあえてレス仕様として製作。ハブを小径化し、ホイールをより大きく見せることで、21インチチョッパーのような迫力あるフロントビューを演出している。
灯火類も極小サイズを選択し、全体のスケール感を崩さないよう細心の注意を払ってレイアウト。シートも市販品ではサイズバランスが合わないため、アルミ板からワンオフ製作されている。
どこか一部分だけではなく、全体のプロポーションを優先してパーツを製作している点こそ、この車両最大の魅力といえる。
樹脂を使わずメタルワークで勝負
オーナーが最もこだわったのは「金属の質感」。

シートまでアルミ製とし、樹脂パーツは極力使用しない構成を採用。エンジンやCRキャブレターも丹念に磨き込み、機械そのものの美しさを引き立てている。
フレームはあえてサフェーサー仕上げの状態で止められており、完成へ向かう過程までもデザインの一部として楽しめる仕様。派手なペイントに頼ることなく、加工精度と素材感だけで魅せるスタイルは、まさにメタルワークの芸術品と呼ぶにふさわしい一台だった。
ディテールチェック



影したのはこのEVENT!
「第17回 カフェカブパーティin関西」
■日時:2022年5月29日(日)
■開催地:大津湖岸なぎさ公園(滋賀県)
2022年5月29日(日)に滋賀県で開催された「カフェカブパーティin関西」は琵琶湖のほとりという絶好のロケーションで大人気。コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催ということもあり、多くのカブヌシが会場に集結した。
【モトチャンプ】