ラリーで活躍! ヤマハの隠れた名車「テネレ」
ヤマハのラリーマシン「Ténéré (テネレ)」シリーズ。1983年のデビュー時からXTの名を冠して発売され、2019年のモデルチェンジでは「テネレ700」としてリバイバル! 海外マーケットを中心に、いつの時代もビッグオフローダーを求む層に支持されてきた。

というわけでテネレシリーズは600を皮切りに1200(スーパーテネレ)まで、日本なら大型免許がなければ乗れない排気量ばかりで、どうしてもニッチなジャンルと捉えがちだった。しかし、ミラノショー(EICMA2026)でようやく中型Ver.のコンセプトモデルが披露されたのだ!
テネレ700のDNAを継承!?

展示車(コンセプトモデル)は等高線を模してカモフラージュ(偽装)されているが、テネレ700同様に新時代のデュアルパーパスに相応しいスリムな車体なのが見て取れる。シュラウドと一体化したフロントマスクはいかにもテネレらしく、往年のヤマハ製ラリー同様に美しいフォルムをキープしている。
アンダー400の可能性大

写真と欧州の公式サイトを照らし合わせてみると、A2免許が該当し、フレームは新設計で、エンジンは水冷DOHC(!?)を採用する様子。強力な低~中速トルクと使いやすい高回転域でのパフォーマンスを両立しているとのこと。外観ではクランクケースをがっつりカバーする深いスキッドプレートが配されているのもラリーレイドな雰囲気たっぷりだ。
アクラポビッチ製エキゾーストが装着

排気系では展示車ではアクラポビッチ製マフラーを装備。エキパイにはカーボンのヒートガードを備えていることから、オプション扱いの可能性も?
フルサイズで迫力たっぷり

足周りではゴールドのアウターチューブが艶やかなKYB製倒立フォークをセット。リム径はフロントが21インチ、リヤが18インチのフルサイズで、ミシュラン製タイヤ(Anakeeシリーズ)を履いている。
ブレーキは前後ディスク仕様で、700と異なりフロントはシングルだが軽量な車体なら必要十分だろう。ハンドルもテーパータイプのようでしっかりした作りが予想される。
使い勝手のよい液晶メーター?

スクリーン後方に配置されている液晶パネルのようなものがメーターなら、ヤマハの他車と同じくTFTモニターだと予想される。ヤマハのスマホアプリ『MyRide-Link』連動の可能性が高い。いかにもグリップしそうなシートはカラーステッチ入りでオシャレな装いだ。

パワーと軽さのバランスを両立するミドルクラス
ヤマハでは昔から高性能かつコスパ良好な中型クラスのオフロードバイクが揃い、現行モデルでもWR125Rがかなりの人気を博している。しかし、「ラリーレイドな“テネレ”に乘ってみたい」と思っていたユーザーも多くいたことだろう。

また、テネレ4は若者を中心に新しい分野を開拓したいビギナー及びリターンライダーにとっても興味深い一台だ。今回はコンセプト出展だが、かなり完成された車両なので早い段階での市販を期待してしまう。


