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Porsche 911 GT3 R in Suzuka 10hours じつは世界一タフなレース ポルシェ911GT3 Rの鈴鹿10時間耐久レース

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 タイヤに神経を使わなければならないうえに、暑い。ドライバーは口をそろえて、「スズカは楽しいんだけど、暑くて厳しい」と言った。ポルシェ911 GT3 Rはエアコンを装備していない。ドライバーはクールスーツを着込んでクルマに乗り込むが、それでも暑い。

 マンタイレーシングのガレージを案内してもらったが、ピット裏にあるドライバーの控え室は、水揚げしたマグロを保管しておく冷凍庫のように冷やされていた。乗り込む前に体の芯まで冷やしておき、乗り終わった後に急速にクールダウンさせるためだ。「2019年モデルの911 GT3 Rはエアコンを装備します」とポルシェのPR担当者は説明した。

マンタイの911号車とD’stationの7号車は2018年モデル
クラフトバンブーの991号車とD’stationの 77号車は2017年モデル。カナードの有無が識別点だ。

 マンタイ、クラフトバンブーのレギュラー参戦組の2台とスポット参戦組の2台をよく見ると、仕様が違う。マンタイの911号車とD’stationの7号車は2018年モデルで、クラフトバンブーの991号車とD’stationの 77号車は2017年モデルだ。2018年モデルはフロントバンパーコーナーにカナードが取り付けられているのが識別点である。

 リヤアクスルの後方にエンジンを搭載する911 GT3 Rの強みはトラクションだが、引き換えにフロントの入りが弱い面があった。傾向としてはアンダーステアである。それを解消するため、2018年モデルはフロントバンパーコーナー部にカナードを追加するなどして、フロントのダウンフォースを増やした。結果、前後のバランスが良くなって、フロントの入りが良くなったという。

 だがそれも、タイヤとの組み合わせ次第だ。スーパーGTで走る鈴鹿での正解が鈴鹿10時間でも正解であるとは限らず、2018年モデルか2017年モデルかでいえば、後者に分があったようだ。2018年モデルはダウンフォースを増やしている分ドラッグも大きく、鈴鹿サーキットでは2017年モデルに対し、最高速が4km/h劣ったという。

 2018年仕様のD’station7号車に関していえば、スプリングを柔らかくしたりライドハイトを変えたり、セッションごとにセットアップを変更したりして、レースに向けて最適なセットアップを探りにいった。速いクルマを目指すのではなく、安定したクルマを目指す作業だった。そのうえで、ジェントルに運転することが求められた。

 努力の甲斐もむなしく、藤井らがドライブしたD’station7号車はスタートから2時間半後、エンジントラブルでリタイアした。「クルマのバランスは非常に良かったので、悔やまれる」とリタイヤ時にステアリングを握っていたバンバーはコメントした。

 ポルシェ勢の最上位はクラフトバンブー991号車の11位で、マンタイの911号車が12位となった。優勝したのはMercedes-AMG Team GruppeM RacingのメルセデスAMG GT3(888号車)で、2位はMercedes-AMG Team Strakka RacingのメルセデスAMG GT3(43号車)、3位はAudi Sport Team Absolute RacingのアウディR8 LMS(6号車)だった。

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