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3.0ℓV6ツインターボに4WDのスポーツサルーン メルセデスAMG C 43 4マティックはAMGの民主化だ!

  • 2018/11/25
  • MotorFan編集部 吉岡 卓朗
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MERCEDES-AMG C 43 4Matic

Cクラスがマイナーチェンジでラインナップされるエンジンの多くがリニューアルされた。その中で走り好きが思わず注目してしまうのが、エントリーAMGともいえるC 43 4マティックだろう。

 以前、日本におけるAMG創設期の頃の尽力者にお話を伺う機会があった。1980年代後半から1990年半ばまでのAMGが徐々に、だが着実に日本のエンスージアストの心をつかむまでの過程は、当時まだ10代だった筆者にとって歴史物語のようで思わず聞き入ってしまった。
 
 その時、聞いたのがC36というW202型CクラスにラインナップされていたAMGの素晴らしさである。280psを発生する3.6ℓ直6を積み、1993年当時、スポーツサルーンとしてすばらしい出来映えだったC36を日本に導入するにあたり、価格競争力を得たいと考えたAMGジャパンは1000万円を切ることを目標に本国と折衝を重ね、ついに目処がたったという。

 軽量でエンジンも爽快に回るC36というAMGで、それまでとは違うスポーツイメージを日本でも浸透させられるとAMG担当者は思ったに違いない。ところが日本での導入間際になって、その価格が間違っていたと本国から連絡があり、値上げしたいと言われたという。だが、そこで担当者は「カタログも作ってしまっているし……」と粘りに粘り、最終的にその価格で販売してしまった。
 
 あれは一番お買い得なAMGだったと今でも思いますね、という日本におけるAMG史の証人の話を聞いていて、そんなクルマに乗ってみたい! と思ってしまった。前置きが長くなったが、短時間だがC 43 AMGに乗る機会があって、そんな話をふと思い出したのである。

 C 43はC 63、C 63 Sの下位に位置するエントリーAMGサルーンだ。もはや環境と効率を考えて行くと、すべてのエンジンがダウンサイジングターボにならざるを得ないのだが、このC 43もやはり3.0ℓV6ツインターボである。AMG GTよりもやんちゃでは? と思わせるC 63 Sの4.0ℓV8ツインターボには過去に試乗したことがあったが、C 43は機会がなかった。
 
 その3.0ℓV6ツインターボエンジンはやはり始動時の排気音も勇ましいAMGらしさがあった。前述のとおり先日のマイナーチェンジでCクラスのほとんどがエンジンをリニューアルしたというが、このC 43もまたターボの大型化や制御の改良で、最高出力が23ps向上し、390psを得たという。ちなみに最大トルクは据え置きの520Nmだ。前期型の経験がないので比較はできないが、車検証で1710kgの車重には充分な性能だろう。

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