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三菱アウトランダーPHEV|全方位に磨きをかけたPHEVのパイオニア【ひと目でわかる最新SUVの魅力】

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撮影車両:G Premium Package

月間登録台数:717台(18年9月~19年2月平均値)
現行型発表:12年12月(一部改良 18年8月)
JC08モード燃費:18.6km/ℓ

レポート●山本晋也(YAMAMOTO Shinya)
フォト●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
モデル●住吉史衣(SUMIYOSHI Fumie)

右リヤフェンダーに充電リッドを配しているのが「PHEV」の識別ポイント。全グレードが18インチタイヤで「S Edition」のみ高輝度ダークシルバーとなる。また、前後スキッドプレートも基本はシルバーだが、「S Edition」のみボディ同色タイプだ。

■主要諸元 G Premium Package
全長×全幅×全高(㎜):4695×1800×1710
室内長×室内幅×室内高(㎜):1900×1495×1235
ホイールベース(㎜):2670
トレッド(㎜) 前/後:1540/1540
最低地上高(㎜):190
車両重量(㎏):1910
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄):2359
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):94[128]/4500
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):199[20.3]/4500
モーター最高出力(kW[㎰]):前:60[82] 後:70[95]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]):前:137[14.0] 後:195[19.9]
燃料タンク容量(ℓ):45(レギュラー)
トランスミッション形式:―
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:225/55R18
最小回転半径(m):5.3
JC08モード燃費(㎞/ℓ):18.6
車両本体価格:479万3040円

先進安全装備

衝突被害軽減ブレーキは単眼カメラと赤外線センサー、ACCにはミリ波レーダーとセンサーを使い分けるシステムを搭載。後側方の車両をレーンチェンジ時や後退時に検知する機能は5万4000円でオプション設定されている。

ボディカラー

居住性

後席:シート高740㎜
前席:助手席シート高710㎜

直近のマイナーチェンジによりフロントシートは改良を受け、ホールド性を改善した。後席は頭上スペースも広々としており十分な余裕を持つ。床下に大きなバッテリーパックを搭載する関係でフロアが高めで、乗降性に若干の影響を感じる。

インパネ

マイナーチェンジにより機能を増やしたせいか、スイッチ類がバラバラに置かれ、統一感に欠けた印象を受ける。インパネ中央にECOモードのスイッチ。シフトスティックの後方にEV優先スイッチを置いているのは、その一例だ。

ラゲッジルーム

通常時:奥行き975㎜
後席格納時:奥行き1700㎜ 幅1010㎜ 高さ795㎜

ガソリン車は3列シート仕様となっていることからもキャビンは広く、PHEV車の2列シート仕様では、ラゲッジルームの広さを十分に感じる。荷室幅の最大部分は1340㎜とかなり広く、後席使用時でもゴルフバッグ4つを積載可能だ。後席の格納は座面を持ち上げてから背もたれを前倒しするもので、フラットなフロアを生み出すことができる。

うれしい装備

パドル操作により、回生ブレーキの強さを6段階に調整できる。思い通りの減速感をリニアに得ることができるのは電動車のアドバンテージだ。
EVスイッチONで、エンジンを掛けずEV走行を優先するモードになる。セーブ/チャージのボタンは充電量をコントロールする機能。
前後独立モーターとブレーキを協調制御して操縦性を高める「S-AWC」を標準装備。SPORTモードを選ぶとリニアリティがぐっとアップする。

バイヤーズガイド

S Edition

アウトドア派にはもちろん、4WD性能&給電機能から地震大国日本における保険的クルマとしてもお薦めだ。装備の要となるAC100V/1500Wコンセントは全車に標準装備されるが、価格的に魅力なのは特別仕様車の「G Limited Edition」だ。

全グレードでパワートレーンに差異はない。ただし「S Edition」はビルシュタイン製ダンパーやアルミペダル、電動ガラスサンルーフ(他グレードにはオプション設定)が標準装備されている。

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