Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. ホンダ|HONDA
  4. ステップワゴン

【試乗記:ホンダ・ステップワゴン】フェイスリフトとハイブリッドの新搭載で装いを一新!

このエントリーをはてなブックマークに追加

ハイブリッドが登場してもなお、選ぶ価値のあるガソリン車

 一方、今回は走行性能面での大きな変更は伝えられていないガソリン車だが、ドライブするとこちらはこちらで選ぶ価値があることを改めて実感する。ハイブリッド車にはだいぶ及ばなくとも動力性能は十分で、至って走りやすい。直噴ターボとCVTというのはなかなか相性が良いものだ。身軽でキビキビと走れるのもガソリン車ならでは。

 ただし、ハイブリッド車に乗ってしまうとフットワークの仕上がりに違いを感じるのは否めず。これにパフォーマンスダンパーを付けるだけでもだいぶ様子が変わるはず……そんな印象であった。むろん価格面でもハイブリッド車に比べると、税制面での優遇を考慮してもまだまだ優位性がある。また、現状では専用加飾が施され、17インチタイヤを装着する「クールスピリット」が選べるのはガソリン車のみであることも改めてお伝えしておこう。

 また今回、ホンダセンシングが全車に標準装備されたのも朗報であり、さらにハイブリッド車には完全停止にも対応した、渋滞追従機能付きACCが搭載されたことも特筆できる。クローズドコースで試した限りでは、その仕上がりはかなりハイレベルであった。不意に急加速や急減速をすることもなく、十分な動力性能も手伝って先行車においてけぼりにされることもないので、乗員に恐怖やストレスを感じさせない。加減速の制御が非常に緻密かつ丁寧であることも好印象だ。ぜひ、もっと条件の厳しい公道でも試してみたい。

 使い勝手の面では「わくわくゲート」はもちろん、3列目シートが左右分割して床下に格納できることもステップワゴンならではの美点。競合車やフリードよりもステップワゴンを選ぶ大きな理由になりうる部分だ。今回、3列目シート背後のストラップがよりしっかり縫い付けられて、折り畳み時の操作性が向上していることもお伝えしておきたい。

 セレナにヴォクシー/ノア/エスクァイアと人気モデルが鎬を削る中、ハイブリッドの追加をはじめ商品力を大きく高めた今回のマイナーチェンジは、再びステップワゴンにより多くのミニバンユーザーが目を向けるための、よい機会になったことは間違いない。

スパーダのフロントグリルはダイナミックかつアグレッシブなフォルムに進化。「スパーダ クールスピリット」はダーククローム仕上げで、より研ぎ澄まされた装いを得た。ヘッドライトはフルLEDで、グリルと一体化したシャープな仕上がりが特徴。鋭い切れ味を感じさせる。

モーターファン別冊・ニューモデル速報 ニューモデル速報 Vol.561 新型ステップワゴンのすべて

ステップワゴンに待望のハイブリッドが追加。走りのグレードであるスパーダに設定されました。アコード/オデッセイに搭載されているモーターが走行の大部分を担うというスポーツハイブリッドi-MMDシステムを贅沢にもMクラスミニバンに投入しクラストップの低燃費25.0km/Lを実現しています。

また同時に、スパーダはフェイスまわりのデザインを大幅に刷新。LEDヘッドライトや大型のフロントグリルでグッと迫力あるスタイルに変身しています。本誌ではこのスパーダハイブリッドを中心に新型ステップワゴンの詳細を解説しています。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ